さて、いままで3回にわたってお届けしておりますジョニー・ウィアー選手インタビュー感想文。本日も続きを書いてまいります。
今日も、まず、灰原が英語の原文を日本語に書き取って、あとから内容について感想を書く方法で、やっていこうと思います。原文はこちら→ http://weir.ru/page-id-66.html
いい加減、読み飽きた方もいらっしゃると思うんですけど、申し訳ありませんがいちおう今日もあらかじめ言い訳させていただきます。灰原は英語が苦手なため、自動翻訳に手伝ってはもらいますが、読み間違い、勘違いは充分以上にありえます。本文中でどーしても理解できないところは、「ごめんなさい」と心で唱えつつ、飛ばすときもあります。翻訳なんて言えるほど立派なものではなくて、抜粋の、なんとなーく日本語に書き取ったもの、というくらいのものなので、よろしければ原文もあわせてお読みいただけるとうれしいです。
それでは、本日も日本語書き取りからはじめます!



インタビュアー:COIなどですでに何回か演技された「フォーリン・エンジェル」ですが、いちばん思いでぶかい演技はいつのものだったでしょうか?
(灰原注:「フォーリン・エンジェル」とは、ジョニーとアイスダンスのグレゴリー&ペチュコフ組が3人で演技するエキシビジョンプログラム。もともとはマーシャルズショウケースで披露された突発プログラムだったのですが、あまりにも好評でCOIでも演技され、超人気を博しています。東京ワールドから帰国する飛行機の中で3人で話しているうちにイメージがわいて、アメリカについたときにはほとんど構成が決まってたらしい)


ジョニー:やはり最初に滑ったときの印象が強いですね。
マーシャルズショウケースに出演するまえ、僕とメリッサ・グレゴリーとデニス・ペチュコフ、それにマリナ・アニシナで、メキシコにバカンスに行ってたんです。ショーのためにカリフォルニアに戻ったときには、僕らみんなヘトヘトで、正直やる気が出ませんでした。だけど氷に出たら……すべてが完璧にできたんです。
演技前に、僕らのチームは「ジョニー・ウィアーとグレゴリー&ペチュコフ組」とコールされて、そのときには拍手もなにもありませんでした。みんなどうすればいいのかわからなかったんだと思いますよ。なにが始まるのか、予想もつかなかったんじゃないかな。
でも演技が終わった瞬間、観客は全員立ち上がって、轟くような拍手をくれました。叫んでいる人もいたな! 熱狂に包まれた、信じがたい瞬間でした。ぼくは寒気すらおぼえました。


インタビュアー:ルディ・ガリンドさんとともに、スロートリプルアクセルの練習をしていますよね。あなたのキャリアのためには、役に立たない技術だし、練習は危険なのに、なぜ、それをするのですか?


ジョニー:そりゃ、面白いからですよ!
僕は跳ぶ方法について心得てるし、ルディは投げる方法を知っています。
もちろん、はじめにやったときは怖かったですよ。いままでスロートリプルなんてやったことないもの! だけど、やったことないから面白そうだって思ったのかもね。
僕はスケートを、「仕事」とは考えてません。氷の上で楽しむのが好きなんです。
ルディと僕はすべてのジャンプでサイド・バイ・サイド(ペアスケートで、ふたりで同じワザをやることをいいます。サイド・バイ・サイドスピン、とかジャンプ、とかいうふうに使います)できるし、スピンだってできるんですよ。おまけに、僕らはスロートリプルアクセルだってできるんだ。もはや、全米最強のペアチームのひとつ、といっても過言ではない(笑)。
つぎはリフトに挑戦するつもりです。アメリカスケート界に貢献する試みだと思いますよ。カッコイイでしょ。もっと上達するつもりです(笑)。


インタビュアー:男子スケーターどうしがペアを組んで世界を目指す、というテーマだった映画『ブレード・オブ・グローリィ』では、あなたをモデルにしたとおぼしきキャラクターが登場しました。映画はご覧になりましたか?


ジョニー:もちろんですよ!
フィギュアスケートの可能性をしめす演技を見せてもらえたと思いました。たいへん興味深かったです。
だけど実際問題、公式競技会じゃ男同士のペアは認めてくれないだろうなあ。審判は間違いなく受け入れてくれないでしょう。たとえ僕らのペアが、ほかのペアより超・超・超すばらしい演技ができるようになったとしてもね。
ご存知のとおり、ルディはもうそんなに若くありません。僕もね。すっごく若いってワケじゃ、もうないし。男同士のペアで真剣に世界を目指そう! なんてことは、まあ、思ってないですよ。ただ、いろんなエレメンツをやってみるのが、ほんとに楽しい。楽しみのためだけに、僕らは練習してるんです。


インタビュアー:映画『ブレード・オブ・グローリィ』は、お好きでしたか?


ジョニー:僕に似た人が出てるなーと思いました。あいつ、すっごい変な、面白いヤツだなーってね。
ちょっと難癖をつけちゃうと、世間のみなさんは、フィギュアスケートのまわりで世界がどんなふうに動くのかは、知ってると思う。だけど僕らは、スケート界がどう回ってるか、知ってるんです。スケート界の人間としていうと、かなりリアリティはなかったなあ。
あと、ギャグにも、すごい下品なのがあって、サーシャ・コーエンが変な下着のニオイ嗅がされたりだとか。そこは正直ヒキました。サーシャも気の毒だと思ったし。
でも、フィギュアスケートについていろんな人に興味を持ってもらうための入り口のひとつとしては、とてもいいと思いましたよ。


インタビュアー:あなたのファンは、この映画のために増えたと言われてるんですが、そのてんどう思われますか?


ジョニー:面白い現象ですよね。誰にでも有名な人気者になるだなんて、考えたこともなかったんだけど。
いままでは、ときどき、僕をちょっと知ってる人がいるって感じでした。いまはいろんな人が僕のこと知っていて、僕についてどう思ってるか話したがるんです。
たまーに嫌なことを言われることもありますよ。そういうときは、腹が立つし傷つきもするけど、だいたいにおいて人気者だってのは、素敵なことです。
僕の夢を教えましょうか。僕は世界中のあちこちの国でスケートをしたいんです。そして、僕の演技を見るために、世界中の人たちが熱狂するんですよ。



はいー今日はここまでー!!!
いやー読み応えのあるインタビューです。まだ半分ちょっとまでしかいってない。このペースでいくと、明日も書き取り……終わらない……かも……。うーん、5回で終わるかと思ってたんですけど、さすがジョニー、いっぱい語ってくれるから。うれしいやら困るやら。
今日の書き取り部分のほとんどは、ジョニーが現在、ペアスケートのエレメンツに挑戦中であることと、その挑戦の契機となった、『ブレード・オブ・グローリィ』についてのコメントでした。ブレード・オブ・グローリィ、見たいんですけど、日本ではどうも公開はないっぽいですよねー。スケートシーズンに合わせて公開なのかなあ。それともDVDだけ発売なのかなあ。DVDは確実にレンタルでも回転すると思うんで、ぜひ輸入して欲しいんですが。日本語版が手に入らないなら、いっそ英語版で見ようかなあ。なんとなく、言葉がわからなくても見られる映画のような気がします……だって笑いは世界の共通語だもの!(なんかいま良いこと言っちゃったなーっと)
で、ジョニーの映画感想なんですが、意外や意外、けっこう辛口でした。リアリティがないっていうのは、ちょっと可哀想な評価だと思うんですけど……だってどう考えてもリアリティで勝負してる映画じゃないし! いわゆる「おバカ映画」だもの。
ギャグが馬鹿馬鹿しすぎて引いた、というのは、ややヨーロッパマインドなジョニーらしい。灰原もアメリカのギャグ映画の突き抜けぶりには、たまに置いていかれることあります……わはは。
自分をカリカチュアしたような主人公キャラクターについては「僕に似てるなー変なヤツー」って面白がったらしいのに、作中で、サーシャ・コーエン選手がやらされた下ネタ系のギャグについては「イヤだった」と公言するあたり、ジョニーったらフェミニストですね。そんなジョニーに、映画以来ファン急増って……なにかが間違っているような気が……まあいいか。
ところで、ルディ・ガリンドさんとのペア練習、サイド・バイ・サイドのスピンだのジャンプだのまでやってたのか。つぎはリフトだそうですが、まさかそのつぎはツイストリフト? ダブルツイストまで出来れば、競技会に出られますねえ…。サイド・バイ・サイドのトリプルアクセルなんて、跳べるペア、現行ゼロだし。いっそ競技会に出ちゃえば面白いのに! なんちゃって、シングルのほうが大事ですけど。
「フォーリン・エンジェル」の大成功については、ジョニー自身もほんとうに感動したようです。もしかしたら、今期以降もスケートを続けるモチベーションのいくらかは、「エンジェル」がもたらしてくれたのかもしれません。
さて、ロングインタビュー、またしても明日に「つづく!」です。明日の書き取り予定分では、ジョニーが「自分にとってスケートとは。そしてロシアとは」コメントしていたりします。もうちょっとお付き合いいただけると、うれしいです。





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