昨日はお休みした、ジョニー・ウィアー選手インタビュー感想文、第3回目。つづきです。
元記事のURLはこちら→ http://weir.ru/page-id-66.html
 
前回と同じように、英語の原文をまず日本語に書き取ってみて、それから感想文を書いていこうと思います。灰原は英語が苦手なので、読み取り間違いがあるかと思われますので、原文もご覧くださると、うれしいです。
それでは、まずは日本語書き取り、続きからGO!
ジョニー:つぎのシーズン用プログラムの曲について教えましょう。この秘密を告白するのは、はじめてなんですよ。
僕は明日からロスに、ファエ(コレオグラファーさんのファーストネームです)とSPを作りに行く予定です。SPの音楽は「Yunona i Avos」ピアノバージョンです。すごい燃える曲ですよ。いかにもピアノアレンジらしいし、いろんな音響効果があると思います。そしてとても、静かな曲です。
FS用の曲については、僕らの選考は難航しました。デニス・ペチュコフが手伝ってくれて、「Love is war」という曲を見つけることができました。カリフォルニアのコンポーザー、Globusの手になる音楽で、とても素晴らしいものです。非常に強いイメージがあり、美しいです。SPとFSは、正反対のイメージを持つことになるんじゃないかと思います。
インタビュアー:素晴らしいものになりそうですね!
ジョニー:僕もそう切望してます!
インタビュアー:つぎのシーズンに、私たちファンはあなたに、どんなイメージを期待していればいいんでしょうか。新しいジョニー? それとも基本に戻ったあなた?
ジョニー:まずは基本に戻ろうと思っています。デニス・ペチュコフが僕のFSを手伝ってくれる約束になっていますが、彼は新プログラムを、いままでの僕のイメージに合った線で考えてくれているようです。ファエは、ちょっとした新しい動きと新鮮なアイデアを付け加えて、基本的には僕のいままでのスタイルに沿ったプログラムにしたいと言っています。ようするに、僕は僕です。
インタビュアー:過去の大会のビデオを見ることはありますか? いまのジョニーと、2005年のジョニーあいだで、変化が自覚できることはあるでしょうか?
ジョニー:自分のビデオはほとんど見ないですね。ほかの人のビデオなら何人かのものを見たことがありますけど。トリノでの僕の演技は、正直あんまり良くなかったし、今年のワールドはSPもFSもイマイチだったし、見返してはいないです。
学ぶべきところがある、と思えるような、素晴らしい演技のビデオは見てますよ。素晴らしい演技をした彼らと僕の違いがどこだったのか、だんだんわかってきました。つまり、僕の胸の炎は消えかけていた……。昨シーズンはアイスショーにたくさん出て、ほとんど休養しませんでした。スケート、またスケート、来る日も来る日もスケート。
僕はスケートに飽きてきて、100パーセントスケートをしたいとは言えない状態でシーズンに入ってしまいました。試合に出たくないと思いながら試合に出てるんだから、勝てるわけないんです。
もちろん、僕は東京ワールドに出たかった。カルガリーやモスクワに行ったみたいに。でも、昨シーズン、僕はスケートにちょっとうんざりしてたんです。
メンタルの不調は、いつかは終わるってことはわかっていたから、僕は引退しようとは思いませんでした。幸いなことに、いまは、スケートへの欲求が戻ってきています。僕は大会に出たいし、当然ですけど勝ちたいです。
去年の大会はとてもしんどかった。苦しかった。ああいうのは、もう繰り返したくありません。
僕は大会を楽しみたいと思います。自分が勝てると信じたい。
……たとえ、そのために、プルシェンコを打ち破らなければならないのだとしても。
インタビュアー:新シーズンについてお聞きします。どの試合がいちばん難しいと思いますか?
ジョニー:難しい質問ですね。でも……そうですね、やはりロシア杯は面白いことになるだろうと思いますね。僕でしょ、ステファン・ランビエールでしょ、それにジェフリー・バトルに、エフゲニー・プルシェンコ! すごい戦いになりそうですよね。
上手くやれれば、僕は勝てるはずです。ロシアの僕のファンたちのためにも、いい演技がしたいです。それになにしろ僕は、ロシアで演技するの、大好きだから、ロシア杯へのエントリーはうれしいです。
全米選手権について言うと、すごくレベルが上がってるので、正直優勝するのは簡単じゃないでしょうね。
でも、僕が3位で、エヴァン・ライサチェックが1位だなんて、じつに気に食わないよね。勝負をつけて、僕は僕のタイトルを取り戻さなくちゃ! 
そして……僕は、世界チャンピオンになりたい。
インタビュアー:ロシア杯には、グレゴリー&ペチュコフもエントリーしています。モスクワのエキシビジョンで、「フォーリン・エンジェル」を演じる可能性はありますか?
ジョニー:デニス(ペチュコフ)とも、その話はしたんですよ。僕ら両方がエキシビに出られることになれば、「フォーリン・エンジェル」を演じたいと考えています。
インタビュアー:それは素敵です! 
はい今日はここまでー!! お疲れさまです!
今日の書き取り分は、原文から少し飛ばしてます。ジョニーの親友のパリスくんについて語ってる部分とかね。ぜひ原文をご覧ください。
さて、ここから感想。
昨シーズン、ジョニーは傍目から見ても苦しんでいて、シーズンが深まるごとに、苦しみが増しているように思えました。SPのキレは素晴らしかったのですが、どうしてか、FSで崩れてしまうことが多かった。それでもGPFに進出したのはさすがですが。
そして、全米選手権です。
ジョニーのFS、なんという痛々しい演技だったことか。キスクラに帰ってきた瞬間に、泣き崩れたジョニーを、プリシラ・ヒルコーチが抱きしめた場面を、忘れることができません。目に見えないなにか、重たいものに押しつぶされているように見えたジョニーの演技と、エヴァン君の生き生きとした演技っぷりには、勝敗とは違う隔たりがありました。
東京ワールドではだいぶ気持ちを立て直してきたように見えたジョニー、コーチ変更を経て、ずいぶん印象が変わりましたね。大人っぽくなったっていうか。あれほど尊敬するプルシェンコ選手を、「打ち破っても、勝ちたい」と言うようになったというのは、すごい成長だと思います。そういえば、高橋大輔選手も、きのう、DOIに先んじてのインタビューで「プルシェンコ選手が戻ってきても、やるしかない」って言ってたけど。
トリノ五輪は、帝王プルシェンコの戴冠式だったけれど……1年で、ずいぶんみんな変わりましたね。男子、面白くなりそうです。
新シーズンのプログラム、FSはデニス・ペチュコフ選手が手伝うことになったみたいで。自分の練習もあるだろうに、ペチュコフ選手大丈夫? と思いつつ。つくづくジョニーって、友だちに愛されている。大切にされていますね。きっとジョニー自身が、友だちを大切にする人なんだろうな。
それでは、ジョニー・ウィアー選手インタビュー感想文、あしたに「つづく!」です。もうちょっと、お付き合いくださいね。
 
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