さて、本日は、昨日に引き続き、こちら→ http://weir.ru/page-id-66.html  のジョニー・ウィアー選手インタビューの感想文を書いていきたいと思います。
イントロダクション的質問内容から一転、世界中のファンを驚かせたコーチ変更について、ジョニーがコメントしています。
昨日と同じく、まず原文をだいたい日本語に書き取ってから、灰原の感想を添えさせていただこうと思います。灰原は英語が苦手なため、読解間違いの可能性も高いですので、ぜひ、原文もご覧いただけると、うれしいです。
それでは、まず、日本語書き取り、開始!



インタビュアー:あなたは長年にわたって教わってきたプリシラ・ヒルコーチから離れ、ガリーナ・ズミエフスカヤコーチのもとにうつることになりましたね。この決定は、あなた自身の選択だったのでしょうか。


ジョニー:話せば長いことなんだけど……。
オリンピックが終わってから、僕は長いことアイスショーのツアーに出ました。プリシラとは、ツアー中は、お互いあまり顔を合わせませんでした。
競技会のためのトレーニングに僕が戻ったとき、僕は充分な休養がとれていなくて、試合に出るモチベーションもしっかりしていませんでした。
僕はちょっと無理して練習を続けました。
プリシラは僕以外の生徒も教えていたし、こまごまとした仕事もあって、いつも忙しくしていました。
プリシラとはとても長いあいだ一緒に過ごしてきたし、僕の両親もプリシラとは親しいです。僕と彼女は親友でした。いつでも彼女は僕がどこにいるか知っていて、僕のほうになにか問題が発生したときには、相談することができる。
選手として最高を目指したいと思ったとき、必要なのはコーチです。僕の背を押し、僕を鼓舞してくれる誰か。
昨シーズン、僕とプリシラは、コーチと選手という間柄ではなくなってしまっていました。友だちになってしまった。僕は、事態を変える必要があると決心したんです。
僕は、何人かのコーチと話をしました。ニコライ・モロゾフやオレグ・ワシリエフ、ラファエル・アルトゥニアンとも話しました。
ですがアルトゥニアンのもとにはジェフリー・バトルがいるし、モロゾフのもとにもすでに他の選手がいて、彼らのためのプロジェクトが組まれています。ワシリエフは夏のあいだだけ米国にいますが、冬にはロシアに帰っていってしまいます。
練習拠点をロシアに移すことも考えました。モスクワのタチアナ・タラソワか、サンクト・ペテルスブルクのアレクセイ・ミーシンのもとで訓練したいと思ったんです。僕は長いあいだ、ロシア行きについて検討しました。でも、僕の母は、僕にアメリカ国内に残って欲しいと望んでいました。そして、全米スケート連盟も、僕がアメリカに留まる必要があるといいました。
今回のコーチ変更について、僕は数人のスケーターと話をしました。マリナ・アニシナは、ズミエフスカヤコーチを選んだのはいいことだと言ってくれました。ズミエフスカヤコーチは僕を押す力があるし、なにより僕らは友人じゃありません。その関係が僕は欲しかった。
そして、ISUテクニカルコーラーの資格を持つヴィクトール・ペトレンコの協力を得られることも魅力でした。ヴィクトールは、プログラムのレベル調整について力になってくれるはずです。
ズミエフスカヤコーチの本拠地は、僕の実家からは2時間ほどしか離れていません。僕はいつでも、家に戻ることができます。練習地はニューヨークにも近いから、週末、町に繰り出すこともできます。
ズミエフスカヤコーチの手元には、長い間、ワールドクラススケーターがいませんでした。オクサナ・バイウルやヴィクトール・ペトレンコに教えたように、また素晴らしいスケーターを育てたいと彼女は望んでいます。タチアナ・タラソワコーチも、米国に残るなら、ズミエフスカヤコーチが僕にとって最良の選択だろうと言いました。


インタビュアー:モスクワで振付を作る予定はキャンセルされたそうですが、新しい振り付けはアメリカで行われるのでしょうか。


ジョニー:いろいろゴタゴタがたて続いて、モスクワに行く予定が行けなくなってしまって、僕はすごく困惑しました。タチアナ・タラソワはとても忙しいから、新しく予定を取るのはとても難しかったし、それで、僕はFaye Kitarievaに振付を頼むことにしました。彼女は過去数年、サーシャ・コーエンのプログラムをよく作っています。僕は彼女のことをほとんど知らなかったんだけど、素晴らしい才能があると、いまは知っていますよ。



今日はここまでー!!!
はー、いつもながらいっぱい喋ってくれるジョニー。言い回しとか難しくて「こんなもんかなあ」という書き取りになっちゃった箇所も多いんですが、この読み取りをもとに、感想をちょろちょろっと。
プリシラ・ヒルコーチとの師弟関係解消については、以前も短いコメントが出たことがあると思うんですが、長年やっているとお互いに息が合いすぎてしまって、新しい発見がなくなってくる……ということなのかなあ。別のアプローチから、指導してもらいたい気持ちが、ジョニーの中で強まった……のが、コーチ変更の大きな理由なのかな、と読み取れるコメントです。
もっと順位を上げたい、勝負したい、という野心みたいなものが、ジョニーの中に新たに芽生えてきているようにも思え、それはやはり、いちどエヴァン君に負けたせいなのかな、と。昨年度の全米が、ジョニーのターニングポイントになったのかなあ、と思ったりします。
ジョニーが、新しいコーチとして面談したのが、アルトゥニアン氏にモロゾフ氏にワシリエフ氏、というあたりで、灰原ちょっと「げげっ」と思ってしまいました。アルトゥニアン氏には浅田姉妹、モロゾフ氏には安藤美姫選手が現在師事、ワシリエフ氏には、一時、村主章枝選手が師事していたことがあります。日本女子と縁浅からぬコーチばっかりじゃん! まあ、ようするに、日本女子は一流コーチについている、ということなんですが。
他に抜きん出るためのコーチ変更なのに、ライバルを育てているコーチに着くのはちょっと……というジョニーの逡巡は、理解できます。文中に出てきたけど、アルトゥニアンコーチはジェフリー・バトル選手についているし、モロゾフコーチも高橋大輔選手やアルバン・プレオベール選手についていますものね。
そのわりにミーシンコーチに習いたかったとか言ってますが。プルシェンコ選手はいっしょでもいいのか! 矛盾している気がする。タラソワ氏のとこにもグリアチェフ選手がいちおういますしね。まあ、いまのところまだちょっと、グリアチェフ選手はジョニーのライバルじゃあないとは思うけど。でもプルシェンコ選手はライバルですよね。復帰してくるし。リアルにライバルになりそうな選手といっしょの練習はイヤだってんなら、ミーシンコーチはだめじゃんよう。
それから、お母さまが引き止めるのはともかく、アメリカスケ連が留学を引きとめたのって意味がわからないですね。どうして出したがらなかったんだろう。他国で練習する選手って、フィギュアスケートの場合、珍しくないと思うんですが。他国の選手は受け入れても、自国の選手は出したくないってどうしてなんだろう。
もしかして、ロシアに帰化するんじゃないかとか、心配してるのかなあ……?
タラソワ女史も、ジョニーにとってズミエフスカヤコーチという選択は「アリ」だということで、太鼓判を押しているようです。コーチ変更によって、ジョニーがどれくらい進化してくるのか、楽しみですね。
インタビューのつづきの感想はまた明日。お付き合いください。





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