テニスは早々に芝のシーズン。選手たちはすでに芝のトーナメントに出ており、ロジャー陛下が休んでたりロディックが好調だったりナダルが格下に負けてたりいろいろしますが、いまさら全仏オープンの余韻に浸りたくて、記事を掘り起こしている灰原です。
いやあ、やっぱりレッドクレーのエナンは無茶苦茶強かったですね! 風格あるぅ~!
ウィンブルドンでも頑張って~。
四大大会には、それぞれ特徴のある風情があります。終わったばかりの全仏オープンの特徴は、目にしみるほど真っ赤なレッドクレー(アンツーカーともいいます)と、コートに対抗するかのようにカラフルな選手たちのユニフォーム、コートのそこここに飾られた真っ赤なゼラニウムとか、お客さんの日よけのカンカン帽! それからなんといっても、フランス語のコールですね。
ふつうのテニスの試合は、ご存知の通り「フィフティーン・ラブ」「サーティーン・ラブ」とかいうふうにコールするんですけど、誇り高きローランギャロスでは、英語のコールなんぞ使われないのでございますよ。
ローランギャロスでのコールは、こんなかんじ。
フィフティーン・ラブ → キャーンズ・ゼロ
サーティーン・ラブ → トラーント・ゼロ
フォーティーン・ラブ → カラーント・ゼロ
フォーティーン・オール → カラーント・アー
ジュース → エガリテー
アドバンテージ → アヴァンターユ
タイブレーク → ジュー デュッシフー
日本語の解説がある試合ならいいんですけど、そうでなくて画面上にスコア出てなかったりする場合、たまにスコアがわかんなくなる。とくにキャーンズとカラーントの区別がつきにくいんですよね。コールの語尾、消えぎみだから。スコアは見やすくしといて欲しいなあ…しみじみ。
観客に見巧者が多く、選手に対して点が辛いのも全仏の特徴のひとつ。勝ってても試合展開が単調だとブーイング起きたりします。まあ、よその大会に比べると、ラリーの続きやすいレッドクレーでは単調な展開は発生しにくいんですけどね。
ほかの大会についてもちょっと書いちゃおうかな。
お正月にオーストラリアはメルボルンで行われる全豪オープンの特徴は、なんといっても暑いこと! 全豪オープン開催時、1月のメルボルンは真夏で、気温30度超えも珍しくはないんですね。選手の体感温度は40度以上あるらしい……。
とにかく暑いので、安全のため、会場気温が一定温度以上になると、ヒートポリシーっていって、試合をやめることになってます。大会会場・メルボルンパークのメインスタジアムには開閉式の屋根がついてて、日よけに屋根をかけて試合続行の場合もアリ。冬の北半球から移動して参加する選手も多いため、いきなりの真夏に身体がついていかないらしく、故障者や棄権者が出やすいのも特徴かな。
観客は非常にフレンドリーで熱狂的。フェイスペイントしたり、仮装したりしてくるお客さんも多めです。お行儀はイマイチで、ウィンブルドンや全仏と違って、サーブのときもけっこう騒いでます……が……さすがに全米のお客さんほど行儀悪くない。「プリーズ」で静かになるし(わはははは)。
秋のニューヨークで行われる全米オープンはナイターが綺麗ですね。スタジアムのうしろに、摩天楼の夜景が見える。
とはいえ、選手からは夜景は見えないと思います。フラッシング・メドウのメインコート「アーサーアッシュスタジアム」は、なんと2万3千人収容の大スタジアムで、観客席がそびえ立つ感じ! もちろんテニススタジアムとしては世界最大級です。
全米のお客さんは、おしゃべりしたりもの食べたりしながら観戦してる人が多い。サービスまえに主審が「プリーズ」って言ってもなっかなか静かにならないので、主審がキレ気味に「プリーズ……プリーズ……プリィィーーズ……サンキュウウウウウッ」と叫んでいたりします。試合中にフラッシュ撮影しちゃったり、プレイの切れ目でもないのに移動しちゃったりするお客さんがいるのも、全米ですね。あまりお行儀が良くない。
やっと観客席が静かになったとしても、ほかにも選手の集中を邪魔するものがありまして、なにかっていうと飛行機。フラッシング・メドウは、旅客機の航路の真下にあたっているそうで、試合中にも上空をいく飛行機の爆音がすごいんですね。飛行機が過ぎるまでサーブ打たないプレイヤーもいます。夜景に飛行機。四大大会随一のアーバンさを誇る大会です。
あ、もちろん全米もうるさいばっかりじゃなくて、ちゃんといいところもありますよ。いい試合だと、スタジアムが崩れるんじゃないかというくらいの観客の熱い盛り上がりぶりで、鳥肌が立ちます。観客席にハリウッドスターの姿がちらほらあったり、四大大会だと全米がいちばん雰囲気華やかかな。
最後、これから始まるウィンブルドンの特徴は、目に優しい芝の緑色のコートや、原則白いウェアしか着ないこと。お客さんたちが日よけに被る、深緑色のチューリップ帽を見ると、ああ、ウィンブルドンだわ~って気がします。
プレイヤーがサーブするとき、観客を静かにさせるために主審が「サンキュー」っていうのも、ウィンブルドンっぽい。ふつうは「プリーズ……サンキュー」なんですけど(これもローラン・ギャロスではフランス語。「シルブプレ……メルシー」になります)、ウィンブルドンはいきなり「サンキュー」なの。試合中に静かにせいなんて、お願いするまでもないこと、というスタンスなんでしょう。貴族的!
メインコートだと王族のご臨席があるから、選手入場のときに、ロイヤルボックスに向かって選手が一礼するのもウィンブルドン名物といえば名物。男子はふつうに一礼なんですけど、女子はちょっと膝を曲げた、貴婦人のお辞儀なんですね。灰原、なんだかあの女子のお辞儀は好きですね。かわいくて。
あと、ウィンブルドン名物というと、なんつってもストロベリー&クリーム。会期中、会場で、生クリームをイチゴにたっぷりかけたやつが売ってるそうで、それを片手に観戦するらしい。甲子園のカチ割り氷みたいなものですかね?
残念ながら、ウィンブルドンのイチゴはおいしくないのでも有名で(わはは)、かなり酸っぱいんですって。クリームにも甘みがないので、期待して食べると相当がっかりするそうです。酸っぱさがクセになるとも言いますが。
テレビ観戦でも、せめて現地気分を味わうべく、イチゴを調達してくるかな。しかし日本のスーパーには、そんなに酸っぱいイチゴは売ってないだろうなあ。





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