niftyの、フィギュアスケートアワード、結果が発表されてるんですよね！
楽しみにしてたんですよこれ。高橋大輔選手の『オペラ座の怪人』が、プログラム・オブ・ザ・イヤーを獲得。おめでとう！
ほかの部門も、記事を読み込むといろいろ感慨深い。感想も書きたいんですけど、それはまた明日～。
今日はゼントラーディ帝国（ロシアでしょ！）についての記事、続きです。
昨日ちょろっと書いたイリヤ・クリムキン選手関係のおはなし。
先日発表された、2007/2008シーズンチームロシアナショナルチーム名簿には、男子シングル、イリヤ・クリムキン選手のお名前がありました（ナショナルチーム名簿はこちら→ http://www.goldskate.ru/team/index_lat.shtml
）。昨日書きましたが、女子シングルのエレナ・ソコロワ選手は、2006/2007シーズンの成績不良を理由として、今回この名簿からは名前を外されています。
クリムキン選手のお名前が名簿にあるのを見たとき、灰原、正直言って「むむ？」と思ったんですよね。なんとなれば、クリムキン選手は４月の半ばに、いちどアマチュア引退宣言しているから。当時の記事はこちら→ http://sportcom.ru/sport/figurkat/news4625ba79.htm
タイトルの『Илья Климкин ушел из любителей 』というのは、『イリヤ・クリムキンはアマチュアから去った』という意味。内容を大雑把に要約すると、イリヤ・クリムキン選手は、１月のロシア選手権終了後、今期で競技引退したい旨スケ連に話をし、しかるのちに、イリヤ・アベルブフ氏主宰のアイスショーツアー「アイス・シンフォニー」と出演契約した、というもの。
以前、ロシアのアイスショー団体「アイス・ヴィジョン」については書いたことがありますが、「シンフォニー」は「ヴィジョン」とは、主催者から選手からまったく別物のようです。
「ヴィジョン」の出演者はプルシェンコ選手やスルツカヤ選手、ナフカ選手、オベルタス＆スラフノフ組など。
「シンフォニー」のほうは、ヤグディン選手、アプト選手、ベレズナヤ＆シハルリゼ組、ペトロワ＆ティホノフ組、ドロヴィアツコ＆ヴァナガス組、ナフカ＆コストマロフ組など。
あれナフカ選手だけ２股かかってる。彼女のみ治外法権なのか（ありそう！）。
現役選手のドムニナ＆シャバリン組やソコロワ選手、グリアチェフ選手も「シンフォニー」に参加してます。「シンフォニー」はスターズ・オン・アイスとも提携しているっぽいですね。競技復帰が取りざたされているトトミアニナ＆マリニン組と、契約問題を抱えてるのは「シンフォニー」のほうみたいです。
で、クリムキン選手も「シンフォニー」と契約したわけですが、ここで問題が発生。ロシアスケ連は、引退にさいして届けが出ていなかったので、クリムキン選手の引退声明を正式なものとして受け取っておらず、相変わらずナショナルチームに籍をおいていると認識していたというのです。それを報じている記事がこちら→ http://sportcom.ru/sport/figurkat/news4666b87a.htm
タイトルは『クリムキン選手の契約』というような意味です。
ナショナルチーム入りするとスケ連から本人とコーチに補助金が出るはず。お金も絡むことなのに、なんでチーム発表のまえに確認をしなかったのかなあ。謎。
今日ウェブに上がったべつの記事では、ロシアスケ連会長が「プルシェンコ選手復帰にともなって、彼が望むだけの待遇を整えるための、スポンサーが見つかっていない（ひいては、プルシェンコ選手の来期復帰は正式決定ではない）」と語っています。シーズン蓋をあけてみないとなにがなんだかわからないチームロシア。いつもこんななんですかね。連盟がバタバタしてると選手が振り回されてしまうので、もうちょっとどっしり構えて調整して欲しいと、遠く日本の地から思う灰原なのでした。
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