アメリカはコロラド州、デンバーから発信されているニュースサイト、『THE DENVER POST』に、荒川静香さんの記事が掲載されています。
元ニュースはこちら→ http://www.denverpost.com/sports/ci_5962728
例によって『Golden Skate』のヘッドラインで見つけた記事です。
記事タイトルは『Champ lives dream as star on ice』、直訳すると、チャンピオンは氷の星で生きることを夢見る、とかかなあ。有名アイスショーツアーであるところのスターズ・オン・アイスにひっかけたタイトルだと思われます。
どうやら荒川さんはいま、アメリカのアイスショーツアーに参加しているみたいですね。スターズ・オン・アイスではなくて、チャンピオンズ・オン・アイスのようですが。デンバーのペプシセンター(NBAデンバーナゲッツの本拠地だなあ)で、ベルビン&アゴスト組や、サーシャ・コーエン選手といっしょにショーに出た荒川選手の、ちょっと長めのバイオグラフィーのような内容です。
もともとアイスショースケーターになるのが夢だったこと。2004年ドルトムントワールドでチャンピオンになったあと、トリノを目指すつもりがなく、引退し、プロになろうと思っていたこと。周囲の人々の考え方とギャップがあり、競技を続けることになったこと。しかし競技生活にモチベーションが感じられず、スランプに陥ったこと。
トリノで金メダルをとったあと、一躍注目の的になり、ドラマで検事役を演じたことまで書かれています。よく調べてるなあ!
記事の中で、灰原の心にイチバン刺さったのは、オリンピックと荒川さんの関わりが書かれたくだりでした。
ちょっと引用してみます。
She had shown resolve before. After making the 1998 Nagano Olympics at 16, she blew her jumps in front of the emperor and empress of Japan and finished 13th. In 2002, Japan had only one spot in the Olympics, and she finished second in her national trials.
16歳で、母国日本開催の長野五輪に出場した荒川選手は、天皇皇后両陛下ご臨席のフリー演技でジャンプを失敗し、13位に終わります。つぎのソルトレイク五輪の代表には、あとちょっと、届かなかった(しかしこの記事若干間違ってる。ソルトレイクの日本女子代表枠は2つ。男子も2つありました。恩田美栄選手が、GPF進出によってオリンピック代表に決まってたんで、全日本選手権で決定する代表権は1つしかなかったんですよね。だから全日本2位でもオリンピックには行けなかった)。
そして迎えたトリノ五輪。長野五輪から8年、ふたたびオリンピック代表権を獲得した荒川静香選手は、パラヴェーラ競技場に立ちます。
"At first Olympics, I was just happy that I could participate in Olympics," Arakawa wrote. "But at Turin, I knew this would be my last Olympics so that I really wanted to enjoy skating. And also, I wanted to skate for people who have supported me."
「はじめのオリンピックは、オリンピックに出られることがうれしいだけでした。トリノでは、これが自分の最後の五輪になるだろうことはわかっていたから、スケートをすることを心の底から楽しみたかった。いままで私を支えてくれた人たちのために、滑りたかったのです」
荒川静香さんは、トリノではプレッシャーを感じなかった、と、よくコメントしています。でも、プレッシャーがなかったはずはない、と、灰原は思います。
たしかに存在するはずのプレッシャーを、自らの意思で消し去る、悟りのごとき境地に達し得たからこそ、ライバルたちがプレッシャーに倒れる中で、ただひとり彼女が女王への道を駆け上がることができたんだと思います。
ライバルたちはみんなオリンピックに支配されたけど、彼女だけがオリンピックを支配した、ような気がする……。
ところで、荒川静香選手の長野五輪って、フリー転倒のイメージがあまりに強くて、SPどうだったか、演技内容を灰原、まったく覚えてなかったんです。いまみたいにプロトコルもないしねえ。なんか当時の記事とか見つかるかなーと、検索かけてみたら、素敵なサイトを発見してしまいました。こちら→ http://www.shinmai.co.jp/olympic/
信濃毎日新聞さんの、長野オリンピック特集サイトです。日本選手関連のニュースが網羅されていて、読んでるだけで当時の興奮が蘇ってきます。灰原、今度熟読して、長野五輪の思い出に浸ろうっと。
信濃毎日新聞の記事によると、長野五輪SPで荒川静香選手は、3+3を成功させたようです。
トリプルトリプル跳んだんだ!
それでSP14位って……いまみたいに回転不足を厳しく取られない時代だったとはいえ、当時、いかに空中戦が華やかだったかということですね。16歳初オリンピックでトリプルトリプル降りてるって、さすがのちのオリンピックチャンピオン、すごいなあ。
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