最近、フィギュアスケートファンのあいだで、いろいろウワサになっている、ロシアの元チャンピオンスケーター勢の競技復帰について、ロシアスケート連盟から公式声明が出たようです。
記事はこちら→ http://www.goldskate.ru/news/fullnewseng.shtml?newsid=300  英語です。
機械翻訳大明神さまの多大な助力をいただきながら、内容をぽつぽつご紹介したいと思います。
まず、前段で、なにゆえ今回の公式声明が出されたか、の説明があります。
いわく、このところ、エフゲニー・プルシェンコ選手、タチアナ・トトミニアナ&マキシム・マリニン組、アレクセイ・ヤグディン選手について、復帰の報道がマスメディアでかまびすしい。正確な復帰の日付まで報じているメディアもある。
それらメディアは、報道の根拠に、ロシアスケート連盟会長のValentin Piseevの発言を挙げているが、じっさいにはマスメディアによって、Piseev会長の発言を曲解して報じていることがしばしばである……と。
ふむふむ。スケ連が自ら出てきてこのように表明を出さなければならないということは、ロシア国内で、復帰論がかなり大きなムーブメントになっており、にもかかわらず、じつは復帰は確定ではない、ということのように思います。
ロシア経由の報道って、見切り発車が多いって聞いたこと、たしかにある…。アイスダンスのデンコワ&スタビスキー組の結婚報道もロシア起源だったみたいだし(じっさいはまだ結婚していないそうです。婚約はしていますが)。インターネットによって、遠くの人もすぐに国内メディアの発信した情報に触れることができるから、見切り発車的記事の波及する範囲も大きいですもんね……じっさい、灰原もプルシェンコ選手の復帰は確定だろうとすっかり思っていたし。
復帰しない、とかではなくて、復帰しないかするかそれ自体がまだ流動的であり、確定していない。にも関わらず加熱する報道に、釘をさそう、という意図があっての公式表明のようですね。
記事はこのあと、Piseev会長とインタビュアーとの質疑応答にうつります。



原文)
V.Piseev: Our Olympic Champions Evgeny Plushenko, Tatiana Totmyanina ? Maxim Marinin and Alexey Yagudin really do wish to come back, but wishes and their realization are different things. And don’t quote me when saying they are coming back! Of course, I would very much like it to be so; it would have raised the level of Russian Figure Skating as well as the interest to our sport. But every one of the skaters mentioned above have problems that need to be sold. Unfortunately, their only wish is not enough.


灰原不正確訳)
トトミアニナ&マリニン組とエフゲニー・プルシェンコ選手、そしてアレクセイ・ヤグディン選手は、じっさいに復帰を希望しています。
しかし、彼らの願望と、それが現実化できるかどうかは別問題です。
もちろん、彼らが戻ってきてくれるのは、私もとても嬉しいです。彼らが戻れば、ロシアスケートのレベルも上がるでしょうし、人気も盛り上がるでしょう。
しかし、彼らの復帰には、商業的な問題を解決する必要があります。残念ながら、望むだけで復帰できるわけではないのです。


原文)
RN: What is the situation like at the moment?


灰原不正確訳)
現状はどんなかんじなんでしょうか。


原文)
V.Piseev: All the questions are under consideration. Alexey Yagudin has the most complicated situation. First of all, he has a hip-injury that requires another surgery. At the moment we don’t know the result of this surgery. Secondly, he needs to receive a permission to participate in the amateur competitions and championships from the ISU as he had participated in two professional figure skating competitions. As for Tatiana Totmyanina and Maxim Marinin, they have not yet discussed this idea with their coach Oleg Vassiliev. They are planning to meet with Oleg at the end of May to decide on their future. Evgeny Plushenko himself announced his wish to come back several times. But he is making some terms, requests: compensation of the losses that he would suffer by quitting his show and coming back to amateur sport. In case the skaters decide positively we will be happy to enter them for participation in competitions. Oleg Vassiliev and Alexey Mishin announced their plans as follows: first competition for Tania and Maxim will be the National Championships on January 4-8 2007 and Evgeny most probably will participate in the ISU Grand Prix of Figure Skating event in Moscow on November 22-25, 2007.


灰原不正確訳)
すべての問題が検討中です。
ヤグディン選手の状況がもっとも複雑です。彼には、外科的な治療を必要とする深刻な故障があります。現在、私たちは、医師の診断結果を待っている状態です。
また、ヤグディン選手は現在プロ選手ですので、競技会復帰についてはISUの認定を受ける必要があります。
トトミアニナ&マリニン組については、彼らは、彼らのコーチであるオレグ・ワシリエフ氏と、復帰についての話し合いをまだ持っていません。彼らとワシリエフコーチは、5月末に、今後についての話し合いをする予定になっています。
プルシェンコ選手については、彼本人が、何度か復帰への希望を表明しました。
しかし、彼は復帰について条件を提示しています。つまり、アイスショーをやめ、アマチュアスケートに戻るにさいしての休業補償を求めているのです。もちろん、プルシェンコ選手本人が、自発的に競技に戻るというなら、受け入れは難しくありません。
オレグ・ワシリエフコーチとアレクセイ・ミーシンコーチは、以下の計画を発表しました。
ひとつは、トトミアニナ&マリニン組の競技参加は、来年1月4日からのロシア国内選手権になること。
プルシェンコ選手は、11月22日~25日にモスクワで予定されている、グランプリシリーズロシア杯に参加すること。


原文)
RN: How would you evaluate the chances of the skaters in case they do decide to come back? Especially for Alexey Yagudin who finished his amateur career in 2003?


灰原不正確訳)
復帰について、あなたはどの選手にどのくらいのチャンスを与え、どのくらいの成果を評価するつもりですか? とくにアレクセイ・ヤグディン選手についてお聞きします。彼の競技生活を2003年に終えさせたものはなんだと思いますか?


原文)
V.Piseev: They have all the chances to come back. Another question is what they can achieve. Being an Olympic champion and not to make it among top three at the Worlds? This is definitely not the effect they want. Would they risk their reputation? Participation in shows is one thing ? you don’t feel so much pressure and trainings are not so intense. Official competitions is a totally different situation. Preparation for European and World Championships requires all the time of the skater and they need to start already in June. You can’t do two things at one time.


灰原不正確訳)
選手たちには、復帰のためのチャンスはすべて与えられます。「どのていどの成果を評価するのか……」という質問については、彼らがなしえた成果そのものを評価します、とお答えしましょう。ですが、オリンピックチャンピオンが、世界選手権の表彰台で満足できるでしょうか? そうは思いません。
彼らはいままでの評価を、危険にさらしたいと本当に思っているのでしょうか。競技会は甘くありません。プレッシャーも並大抵でない。
アイスショーとISUの競技会はまったく別のものです。ヨーロッパ選手権や世界選手権に出場するための準備は、選手のすべてを要求します。本気なら、6月には訓練を始めなければならないでしょう。ふたつのものを同時に手に入れることはできないのです。



……ヤグディン選手、本気で復帰しようとしているんだ!!!
これが、記事を解読した最初の印象。すっかり、周りだけが騒いでいて、本人が希望しているわけではないと、灰原、なぜか思い込んでいたので……。外科医の診断を受けているとなると、本人もかなり本気ですね。もしかして……ジャパンオープンが、ヤグディン選手の勝負魂を呼び覚ましちゃったりしちゃったりしちゃったのかしら……?
記事を読んだ印象では、ロシアスケ連会長は、プルシェンコ選手の復帰については確定的、トトミアニナ&マリニン選手の復帰については流動的、ヤグディン選手の復帰については懐疑的であるように見受けます。ヤグディン選手は、現役時代から、必ずしもスケ連との関係が良好でなかったですし、なかなか復帰は難儀かも。
しかし、なにしろ負けず嫌い王ですからね。復帰を希望している選手たちのうち、たしかにヤグディン選手はもっとも競技会から離れていた時期が長いですし「競技はそんなに甘くない」という、会長さんの意見もわかります。でも……練習がキツいとか、金銭的な問題とか、それくらいのことで諦めるなら、もとから復帰発言はしない人なんじゃないかなあ。
すべては外科医の診断しだい、というところでしょうか。うーん、まだまだロシアスケ連からは目が離せないな!





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