去年から、浅田真央選手や安藤美姫選手が練習拠点を海外に移しています。
織田信成選手や、高橋大輔選手も、北米で合宿していますよね?
アメリカのスケート環境はすばらしく、アメリカのスケーターたちは苦労なく練習しているかのようなイメージを、灰原、やや持っていたのですが……最近つぎつぎ発表されたこんな記事を読んで、アメリカでも練習を続けるのは難しいんだなーと思わせられました。
http://www.app.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20070504/LIFE/705040332
タイトルは「Going for figure-skating dreams takes lots of time and money」……フィギュアスケートの夢のためには、たくさんの時間とお金がかかる、と題されたこの記事には、キミー・マイズナー選手も所属する名門クラブ、デラウェア大学FSCで練習を続けている、いま11歳のAndrew Nagodeという少年の日常が描かれています。
アンドリューは、学校のあと、1回40分のスケート練習を4コマこなし(単純計算で160分ですね。浅田真央選手も、アメリカのリンクでは、40分に1回休みが入ると言っていた気がする。アメリカでは一般的なことなのかもしれません)、そのあとで午後8時半から、体操やバレエのレッスンを受けている、と記事には書いてあります。
テレビを見る間もない生活のようですが、アンドリュー本人は練習漬けの毎日に満足しているようすで「スケートは僕にとってご飯みたいなものです。食べるのがあたりまえなんです」と語っています。
しかし、この「ご飯」はけして安いものではないと、記事は続きます。
アンドリュー君の、コーチ代や練習場代、衣装代、試合に出場するための交通費などに、彼の保護者は年間$40,000、日本円にして約480万円を出費しているというのです。
480万円!!
日本でもお金のかかるスポーツだと言われているフィギュアスケート。例に出されたアンドリュー君は、ちょっとした習いごと、レベルではない、選手育成コースの訓練を受けていると思われます。
記事によると、アメリカのトップスケート選手の多くは、7歳前後で練習をはじめ、スケートのためにだいたい年間2万ドルから4万ドルの費用をかけている、そうです。現在のレートにして240万円から480万円。
デラウェア大学FSCには、先にも書きましたが、キミー・マイズナー選手も所属しています。
記事に、キミーのお母さん、ジュディさんのコメントもあります。これが、おかしくも悲しい。
「私は、娘のスケートのためにいくらかかっているか、長らく具体的に知りたいと思いませんでした。ので、把握しませんでした」
キミーにはお兄さんが3人いるらしいのですが、お兄さんたちの大学学費合わせたよりも、キミーのスケートには費用がかかっていたといいます。アメリカの大学は、ヨーロッパの大学と違って、日本と同じくらいかそれ以上に学費が高いので、これは相当のことです。世界チャンピオンになった去年あたりから、キミーは、スポンサーからの援助も受け、アイスショーの出演料や、競技会の賞金なども手にするようになり、もはや家族が費用を捻出する必要はありませんが、それまではほんとうに大変だったみたい。
結局、日本もアメリカもあんまり変わらないのかな。それでも、リンクが多いアメリカのほうが、日本より練習環境がいいと言えるのかなあ。
いずれの国でも、フィギュアスケートというスポーツは、競技者として続けるのが比較的大変なスポーツであり、選手は練習だけじゃなくて生活とかのいろんな部分で、葛藤を乗り越えてきているんだなーと。そんなことを思った記事でした。
どうやったらもっと安くスケートができるようになるんでしょう。リンクを維持する新技術とかが開発されればいいのかなあ……。
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