まえの記事からプロトコル繋がり（！？）ということで、先日買ったムック本「フィギュアスケートFLASHBACK」の話題を。
まず表紙、美姫ちゃんの表情がいいですね～。無心で演技している、すがすがしい顔。トリノのときの荒川静香さんの表情をちょっと思い出してしまった。
真央ちゃんのキメポーズで「よっしゃっ」と笑ってる写真もすごく可愛い。彼女らしい気の強さと無邪気さの現われた、とてもよい写真だと思います。
そして、レイアウト真ん中に配された高橋大輔選手の写真ですが、演技直後、リンクで泣いちゃったときのやつですね。顔が真っ赤です。
高橋大輔選手の号泣は、海外の方々にも印象深かったらしく、アメリカフィギュアスケート連盟のＨＰの記事でも大々的に取り扱われていました。こちらの記事です→ http://www.usfigureskating.org/Story.asp?id=38041
この記事のタイトル、良いですよね。「Joubert Wins the Gold, But Takahashi Provides the Moment」直訳すると「ジュベールは金メダルを勝ち得た、しかし、高橋は瞬間をもたらした」なんですが、Moment、アタマが大文字なので、単純に「瞬間」ではなくて、奇跡のとき、とか、素晴らしい瞬間、みたいな感じのニュアンスなんじゃないかな。「ジュベールは金メダルを勝ち得た、しかし、高橋は素晴らしい瞬間をもたらした」。アメリカスケ連の記事担当者の方、なんだかいつも日本のスケーターには好意的です。四大陸のときも澤田亜紀ちゃんすごく賞めてくれてたし。
さて日本代表３メダリストの写真が表紙になったこのムック、お値段880円で比較的安価とはいえ、薄かったので、購入は迷ったのですが、買ってよかったと思います。選手の演技写真が素敵だし、上位選手については、写真にプロトコルが添えられているしね。
プロトコルって、ネットで見られることは見られるんですけど、１大会出場選手全員ぶんまとめて、ＳＰ、ＦＳ、各１ファイルでアップされているので、選手ごと見比べるのはスクロールがちょっと面倒なんですよね。まあ印刷すればいいんだけど。こうやって写真にプロトコルがくっついてると、見比べるのが便利便利。
演技後のカコミ取材再現のページも面白かったです。ふつうの記事なら削除されちゃう合いの手の部分「んー」とか「あのー」とかも全部入ってて、おそらくほとんど文言も編集されていないので、選手のコメントがそのまんま耳によみがえるかんじ。面白い試みだと思いました。
（ふと思ったのですが、ほかのスポーツでも、こういう、アスリートのインタビュー言ったまま採録、というのをやってみたらどうでしょうか。灰原はかねがね、松井秀喜選手と宮里藍選手と谷亮子選手は、話し方がそっくりだと思っているのですが、文字になるとどう似ているのかハッキリわかるかも。余談でした～）
ブライアン・ジュベール選手、トマシュ・ベルネル選手、ジョニー・ウィアー選手の３人の、オンアイス、オフアイスの写真が並んでいる企画も面白かったです。とくにトマシュ・ベルネル選手、空港で偶然会ったらしい、カナダのマリー・フランセ・デュブリュイユ選手といきなり写真撮ってるのに笑ってしまいました。なぜそこで撮る！ 素人さんじゃないんだから、パーティとか会場でいくらでも写真なんか撮れるはずなのに、なぜ空港。基本的に明るくて人懐こい性格なんでしょうね……っていうかお調子者っていうか……イヤイヤ。
ムックのいちばん後ろには、もうひとつの「ワールド」、ドイツ・オーバースドルフで開かれた世界ジュニア選手権の特集があり、これも見ごたえがありました。各国次代のエースたちをチェックできたとともに、楽しかったのが、選手たちがオフに雪山ハイキングにいったときの写真特集。日本代表メンバーズと、香港代表で出てる田中達也選手と、韓国代表のキム・チェファ選手、日本で練習しているふたりもいっしょ。みんなすごく仲良さそうでうらやましい～。
帯同していらっしゃる濱田美栄コーチが、いつもながらとてもお若く見えて改めて驚きました。ジュニアと混ざって遜色なく可愛らしいってどういうことでしょうか。ぜひとも若さの秘訣を教えていただきたいものです！
そんな濱田コーチ、今年から関西大学体育会クラブのコーチにも就任なさったようです。元ニュースはこちら→ http://www.kansai-u.ac.jp/Kouhou/pressrelease/2007/No8.pdf
関西大学には澤田亜紀ちゃんが進学していますが、今後醍醐組がつぎつぎ進学していくのかもしれませんね。
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