4月29日に開催され、テレビ放映されたフィギュアスケートジャパンオープン2007。昨日の男子の部感想に引き続き、今日は女子の部の感想です。
女子といえば、エキシビにのみゲスト参加する予定だった、韓国のキム・ヨナ選手が、事情により不参加になったとのこと。残念です。
マネージメント契約をめぐるトラブルが報道されるなど、最近ちょっと大変なニュースが立て続いている、ヨナちゃん。9月のシーズンインまでには、いろんなことがすっきりしているといいですね…。
さて、それでは、競技会のほう、男子のときと同じく、選手の演技順に感想を書いていきますね。




●キーラ・コルピ選手
演目は『ファンタジア~オペラ座の怪人』。灰原、彼女のこのプログラムを見るのは、ヨロ選と今回とで2回めだと思う。
コルピ選手が銀盤に登場したとたんに「世界最高の美貌」と小松秀公アナウンサーが紹介。テレビ東京の今回の放映は、NHK以上にあっさりと、ほとんどアオリ画像もない落ち着いた進行だったので、この紹介が妙に浮いて感じました。たしかに気品ある美貌ですよね、コルピ選手。ペールグリーンの衣装がこんなに映える人はいないでしょう。
冒頭の3Loが高くて軽く、ほんとうに素晴らしかった! スピンのポジションも安定していたと思います。序盤は動きも良かったんだけど、中盤くらいからちょっとスタミナが切れちゃって、ジャンプも順調とは言いがたかったですが、最後の最後、いちばん疲れたところで2Aをクリーンに決めましたね! えらい!
このプログラム後半、高橋大輔選手のフリー演技の5連続ジャンプのところで使っているのと同じ、オペラ座の怪人からの一曲「Point of no return」に変わるあたりの振付が、灰原はとても好きです。彼女はこの演技で「オペラ座」のヒロイン、クリスティーンを表現しているんだと思うのですが、頼りなさげなところも含めて雰囲気出てると思う。同じ音楽で高橋大輔選手のプログラムは、怪人の思いのほとばしりを表現してたわけですけど、選手によって、振付によって、同じ曲がいろんな表情を見せるのは面白いですね。



●ジョアニー・ロシェット選手
来た! カナダの百式! ロシェット兄さん!
女子なのに侠気溢れるたたずまいの兄さん。金髪と、しっかり筋肉がのりつつシェイプされた体つきが、ガンダムの百式を思わせる。立ってるだけでカッコイイ~。
演技冒頭の3+2+2、ファーストの着氷が流れてなかったのに、セカンド、サードとよくつけた。もうひとつのコンボジャンプ、ファーストで失敗したところ、演技再後半の3Sにセカンドで2Tつけたのもエラい! 根性だと思いました。
たしかロシェット兄さん、四大陸のあとのコメントで、3+3に挑戦したいというようなことを言ってたんですよね…。東京ワールドの結果を見ても、今後表彰台に上がってくるには3+3はもはや必須だと思われます。東京ワールド4位のキミーから上位選手は全員3+3跳べますから。
それも3T+3Tとかではなく、キンバリーさんは3F+3Tと3Lz+3Tが跳べるし、ヨナちゃんは3F+3T、真央ちゃんは3F+3Lo、美姫ちゃんは3Lz+3Loと、トリプルトリプルにしても難易度の高いところを跳んでて、キミーにいたっては「今年は得点アップを目指してセカンドをループにしたい」とか言ってます。まさに空中戦の様相。来シーズンはここに、3F+3Tを引っさげたエレーネ・ゲデバニシビリ選手が絡んでくると思われる。
フィギュアスケートはジャンプだけじゃないけど、やっぱりジャンプは得点が大きいわけで。バンクーバー五輪を目指すカナダのエースとしては、3+3への挑戦は避けられないところでしょう。頑張れ、兄さん! 灰原は応援します!



●浅田真央選手
演目は『チャルダッシュ』。
冒頭の、ステップインのトリプルアクセルは、クリアに決まったと思ったのですが、ダウングレードがあったみたいですね。うーむ今回のコーラー、厳しい。お祭り大会だからといって、甘くは取らないということですね。審判として正しい態度ですが。
前半は伸び伸びと滑っていて、ことに2Aは体重を感じさせないほどふわっと軽やか! 素晴らしかったです。
ほかのジャンプも危なげなく決まっていて、このまま行くかなーと思ったら、スパイラルシークエンス、キャッチフットスパイラルでふらついて、「あれっ」と思ったらフロントレッグスパイラルでは立て直す。これで大丈夫かと思ったら、そのあとのジャンプで転倒……うおお。
ここのところ過密スケジュールで、疲れていただろうと思います。試合前の調整もレギュラーシーズンのようにはいかなかったでしょうし、その中で「チャルダッシュ」のような超難度プログラムを滑りこなすのは、やはり難しいよね、と。しかたないよね、と、見ているほうは大概そう思ったと思うんですけど……本人の思いはどうも違ったみたいですね。演技終了後、浅田選手にしては珍しい、険しい形相をしていたのに驚きました。
しょんぼりしてたんじゃなくて、なんか、怒ってる顔でしたよね。あれは、自分に腹を立てていたのだろうと思う。
オフシーズンだとか、お祭り大会だとか、浅田真央選手にはどうでもいいことで、彼女はいつもどおり「ノーミスで、パーフェクトで、滑りたい」と、心の底から思っていたんだと、あの表情で、思い知りました。
根っからアスリートですね、浅田選手。そんなところ、好きです。
つぎのシーズンも、頑張れ!




……さて、長くなってきましたので、ここらで分割。
つづきは「ジャパンオープン女子の部! その2」でどうぞ!





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