さて、今日は『Golden Skate』に掲載されたヤグディン選手インタビュー「グラディエーター世界へ」感想編第2夜です。元記事はこちら→ http://www.goldenskate.com/articles/2006/040807.shtml
第1夜の記事「グラディエーター世界へ・その1(http://ameblo.jp/haibaran/entry-10031455103.html
)」「グラディエーター世界へ・その2(http://ameblo.jp/haibaran/entry-10031455209.html
)」からお読みいただけると、うれしいです。
それでは昨日のつづきにGO!
かつての教え子ブライアン・ジュベール選手について、ひとしきり突っ込んだあと、インタビュアーは、ヤグディン選手がアメリカからロシアに本拠地を移した……というか戻したことについて尋ねていきます。
1998に、まだティーンエイジャーだったころ、タチアナ・タラソワコーチとともに訓練するために、家族と離れてひとりでアメリカに渡ったヤグディン選手は、2002年ソルトレイク五輪で金メダルを取った翌年に競技を引退。そのあとは北米に住んで、プロスケーターとして活躍しつつ、不動産ビジネスで成功していたそうです。2年前ロシアに戻ってからは、リムジンサービスの会社を立ち上げたらしい。
ヤグディン選手「(灰原不正確訳)私はの会社は、いまはサンクトペテルブルクだけで配車していますが、いま、あの町はホテルラッシュで、観光スポットも多くできているので、仕事がたくさんあるんです。私の会社のドライバーは、ロシア語のほか英語やフランス語、ドイツ語にも対応できます。いまはルノーとオペル車しか使っていませんが、DVDプレイヤーやモバイルネット環境をそなえたリンカーンを導入しようと考えています」
金メダリストヤグディン、ビジネスマンとしてもやり手っぽいですねー。ファンとして喜ばしく、頼もしいです。
たしかプルシェンコ選手がホテル作ってるっていう情報がありましたけど、プルシェンコ選手のホテルに泊まって、ヤグディン選手のリムジン借り切ってサンクトペテルブルクお大尽観光なんでできたら楽しそうだなあ!
7年ぶりになぜ母国に帰るにいたったか、心境について、ヤグディン選手はこんなふうに語っています。
ヤグディン「(灰原不正確訳)ロシアに戻るたび、ロシアの女性の美しさにショックを受けるんですよ。ロシア育ちのくせにって、おかしいと思うでしょう? でも、アメリカに行くまえ、ロシアで、私はなにも見ていなかったんです。ただ、スケートリンクと自宅の生き返りだけで……コーチと、母と、睡眠と、練習。それだけが私のすべてでした。まわりにあるものを楽しむことなんかなかった。そのときはそれで良かったんです。遊ぶつもりもヒマもなかったしね。でも、いまの私は新しいライフスタイルに馴染んでいます。とても開放的なライフスタイルにね。こうなって帰国したとき……ユーモアや、文化や、美しい心映えや……私ははじめてロシアを見るような気がしました。(中略)
アメリカのツアーに出はじめたころ、私はよくアントン・シハルリゼ(ソルトレイクペア金メダリスト)と口論になったんです。アントンは私を「愛国心がない」って責めたんですよ。国に戻るのが君の義務だ、と言って。私は、自分はアメリカに満足している、ロシアには帰らないとこたえていました。
それが、不思議ですね。いまではアントンと私は親しい友人ですし、いっしょにロシアに帰ってくることにもなりました」
ロシア女性の美しさにショックを受けたって、なんかずいぶんドンファンな感じの言い回しじゃないですか、ヤグデン選手? 恋多き人、なんていう噂もあるけれど。ただ生まれた国が懐かしいから戻った……というのには、ちょっと照れもあるのかもしれない。諧謔かもしれませんね。
ヤグディン選手の自伝『オーバーカム』によると、アントン・シハルリゼ選手のパートナーだったエレナ・ベレズナヤ選手は、ヤグディン選手のガールフレンドだったことがあるとか。しかしベレズナヤ選手とヤグディン選手がいっしょにいるところに、よくシハルリゼ選手が邪魔しにきたそうです。その後ヤグディン選手はベレズナヤ選手とは破局します。
ヤクディン選手と交際以前にベレズナヤ選手はシハルリゼ選手と交際していて、恋人としてはお別れしたあともずっとパートナーとしていっしょにいたんですよね。なんか複雑微妙な心模様があった気がするなあ。
複雑微妙だったシハルリゼ選手と、いまは親友となったヤグディン選手。けども、友情はうまくいってるけど、恋愛方面はあんましうまくいってないみたいですね。
インタビュアー「去年の夏に、あなたは、この夏までには、結婚していると私に言いました。 私はどんなウエディングベルも聞きません。(機械翻訳に味があるのでそのまんま貼ってみました)」
ヤグディン選手「(灰原不正確訳)興味深い人との新しい出会いはつぎつぎあります。いま結婚する必要は感じていませんね。私はいつも誰かとデートして、新たな美に日々驚いています」
うわーもうドンファンだ。やっぱりドンファン。悪いな! チョイ悪風味ですね!
とはいえ、昨年結婚を考えていたガールフレンドとはどうも破局したっぽいので、この発言も諧謔の可能性もあるかなあ。
インタビュアーの「あなたはロシアの女性をパートナーに選ぶと思うわ」という発言に対して「万一、国際結婚することがあっても、相手の女性はロシア語が話せる人がいいですね。ロシア語を話していると、寛げるから……」というヤグディン選手。文字を見てもなにがなにやらさっぱりわからない、ゼントラーディ語にしか見えないロシア語ですが、百億にひとつの可能性にかけて、灰原も習ってみようかな?
わはははは。冗談ですよ。
さて、ヤグディン選手と母国との関係は、必ずしも優しい、懐かしいだけでは括れないような、厳しい部分もありました。
インタビューはつぎに、競技時代の彼を巡る人々とのいまの人間関係について……というふうに続いて行くのですが、そのへんの感想はまた明日!
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