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このお花のほんとの名前を、灰原は知らずに育ちました。
ヒメジオン、ですよね?
灰原の実家界隈じゃ、この花、びんぼう草と呼ばれていたのです。
摘んだり抜いたりすると貧乏になると言われていて、子どもたちは誰ひとり摘みませんでした。
中学に入ったら同級生たちが、無造作にこの花を抜くのを見て驚きました。
いま思うと、いち小学校の学区内限定で子どもたちだけの超ローカルなフォークロアだったんですよね。
なぜそんな言い伝えができたものかな~。謎。
……じつは灰原、いまだにヒメジオンて抜くの躊躇ったりします。
みつごのたましい。