2008年のフィギュアスケート世界選手権は、スウェーデンはイエテボリで開催されるとすでに決定していたわけですが、このほど、2009年世界選手権の開催地も決定いたしました。
その場所とは! どばばばーん!! ロサンゼルスです!! やるなアメリカ!!
いやー、もうほんとにね。「やるな」としか言いようがないですよ。2005年の世界選手権はロシアだったわけで、そのときも「やるな」と思ったわけですが……。
よく知られた事実として、プレオリンピックシーズンの世界選手権は、ただの世界選手権ではありません。翌年に開催される、バンクーバー五輪の国別出場枠が、ここで決まってしまうのです!!! 国別枠の獲得基準は世界選手権と同じ。つまり、2009年ロサンゼルスワールドで選定された国別出場枠=バンクーバー五輪出場枠=開催地未定の2010ワールド出場枠、となるということです。の、はず。また勘違いだったらすみません。でも、全部ここで国別枠が決まるってことはないかもしれないけど、ほとんど決まっちゃうのはたしかです。日本女子がトリノに3人出しできたのは、モスクワワールドで村主章枝選手が5位、安藤美姫選手が6位に入ったから、ですものね(出場選手上位2人の順位足して13以下だと最大3枠獲得なのです)。
開催国特権で、すべてのカテゴリーに、ひとり、ないしは1組は代表をたてられるはずのカナダを除いた国々は、ここでコケれば代表枠ゼロもありうる。カナダですらも、メダル獲得の可能性を増やすために、ぜひとも出場枠は増やしたいわけです。この大切な試合の招致に、アメリカは成功したということです。単純に「へー。つぎのつぎはロサンゼルスかー」というニュースではありません。バンクーバー五輪に向けた場外戦開始の号砲に等しいです。
2005年世界選手権をモスクワに招致成功したロシアは、トリノ五輪では、女子シングルをのぞいたすべてのカテゴリーで金メダルを獲得しました(その後たった1年しかたっていない東京ワールドでの凋落ぶりには目をおおうばかりですが…)。トリノ五輪で、ひとつのカテゴリーでも金メダルを獲得できなかったアメリカスケート連盟は、バンクーバーでは勝負をかけたいと望んでいることでしょう。
カナダとアメリカは別の国ではありますが、アイスショーなどは国をまたがってツアーが行われていますし、アメリカ選手の人気も高いそうです。もちろん自国選手のほうが人気あると思うけどね。ジェフリー・バトル人気の前には、さすがのアメリカンアイドル、エミリー・ヒューズ人気もひれ伏すという感じだとは思いますが(比べる相手が違うよ!)、それでもぜんぜんよその国と地域の選手よりは人気があるし、観客の応援ももらいやすいわけです。とくにベルビン&アゴスト組なんか、ベルビン選手もともとカナダ国籍だもんね。準ホームどころか、立派にホームですよホーム。カナディアンカップルと同等の応援がもらえるはずです。
その、非常に有利な状況で戦えるはずのバンクーバー五輪のですね、選手枠を獲得するために、これまた有利な条件を、アメリカスケート連盟は豪腕で勝ち取ったわけです。
2008-2009シーズンには競技復帰するとコメントしているサーシャ・コーエン選手の、ロサンゼルスワールドが復活の狼煙になるかもしれないですね。いやはや。
今回東京ワールドで、男女とも、来年のイエテボリワールドの出場枠「3」を勝ち取った日本フィギュアスケート陣。ぜひ「3」キープで、ロサンゼルスまで行ってほしいです。アメリカの選手ってとにかくものすごいアメリカ開催に強いから、素っ頓狂な子がうっかり上位に入ってきて、ひとりふたりはじき出されちゃうかもしれないから。
バンクーバーにいたる関門のひとつが、未来の霧のかなたから、ぼんやり見えた感じだな。浅田真央選手(と、キム・ヨナ選手も)を苦しませたISUの年齢制限ルール……「五輪と世界選手権に出場する選手は前年の7月1日までに15歳になっていなければならない」って例のアレ、1993年5月20日生まれのキャロライン・ジャン選手も、1993年4月16日生まれのミライ・ナガス選手も、ロサンゼルスワールド時にはらくらくクリアですね。出てくるのかな。出てくるんだろうなあ。




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