※この記事は「ビューティフルデイ・その1(ブログ:http://ameblo.jp/haibaran/entry-10028710697.html )」の続きです。宜しければ、前の記事から読んでいただけるとうれしいです。



・男子シングルFS


「日本男子最高順位更新への期待」「トリノ上位入賞者ほとんど来日」など、事前から盛り上がりを見せること必至と思われていた東京ワールド男子シングル。SPもいろいろ驚きの展開がありましたが、FSもほんと、ドラマがありました。
それでは、ちょろちょろっと感想を書いていきたいと思います。


・総合7位 織田信成選手
新プログラム「ミッションインポシブル」は、超有名なテーマを冒頭に持ってこない構成なんですね。せっかく有名な曲なんで掴みに入れないのはもったいないかも。
冒頭の3Aからの3連続コンボが、まずクリアに決まって安心しました。3Aは得意なジャンプだったはずなのに、このところ失敗が続いちゃってましたからね。嫌な印象がなくなったって感じで、まずは良かった。
しかし、ジャンプはすべてまとめてきましたが、織田選手の持ち味であるリズム感とか、スピード感とかいうものが、プログラムから少し伝わりにくいなと思ったのも事実。これは滑りこみの問題だろうなあ。荒川静香さんの「トゥーランドット」の曲変更と違って、プログラムの根本から変えているわけですから、身体に馴染ませるのは大変だと思う。1ヵ月でよくここまで仕上げてきたとは思います。相当大変な練習したんでしょうね……。またしてもザヤックルールにひっかかったのもちょっと残念だったかな。
でも、このプログラムは来年にも使われるものだと思いますが、いまの段階でもこの完成度なのだから、期待は膨らんじゃうな。フィニッシュ、ジャッジにお尻向けて終わるの珍しいなと思って見てたら、振り向きざまに「BAN!」で終わるんですね。カッコイイ~! 
7位入賞おめでとうございます。3枠獲得ですよ! えらい!


・総合8位 ジョニー・ウィアー選手
たしか荒川静香さんも言ってましたけど、今期でいちばん素晴らしい「ナザレの子」だと思った。後半バテてしまってジャンプのミスが続いたりしましたが、ひとつのミスからグダグダにならずに、演技全体の印象としてまとめてこられていたのは素晴らしいと思います。ステップのときの身体の使いかたとか、やっぱり別格というか。女子並みのやわらかさ繊細さでたいへんビューティフルでした。
キスクラでの日本語のコメントがうれしかった! ライサチェック選手との合わせワザで、アメリカ男子は来年3枠確保ですね。今年は体調不良とか怪我とかいろいろあったみたいなので、来年は万全の体調で頑張って欲しいです。


・総合4位 トマシュ・ベルネル選手
SPの衣装が変だ変だとさんざんあげつらって申し訳なかったベルネル選手。フリーではなんと2度のクワドをクリーンに決め、ほかのジャンプも素晴らしい出来栄え。ヨーロッパ選手権のときは、スピンとステップは正直いまいちだと思ったのですが、なんでしょう世界選手権のここにきて冴え冴えではありませんか。あとちょっとで表彰台の出来栄え。ヨーロッパ選手権2位はフロックではなかった。素晴らしかったと思います。
来年にはロシアの皇帝プルシェンコが戻ってくるということで、表彰台のてっぺんは、またしても彼の専有物になってしまうのか、と思ったのですが、ベルネル選手の伸びやジュベール選手の表現力の増し具合、ランビエール選手の健在ぶりを見るにつけ「そんなに甘くないかも」と思えてしまう。侮れない選手がまた台頭してきましたね。怖~! でも楽しい~! 来年のシーズンにまた演技を見るのが楽しみです。来年は衣装センスを間違えないで欲しい。


・総合3位 ステファン・ランビエール選手
なんだろうこの髪型! そしてこの衣装! 6分間練習に出てきた瞬間から、目が釘付けになってしまいました。胡散臭いマジシャンみたいだよー! ジョニー・デップ扮するチョコレート工場のワンカさん風味もある。衣装のパーツパーツはとっても綺麗なのに、合わさるとカッコイイのかどうか微妙。そんなランビエール選手、しかし演技はカッコイイそのものでした。
冒頭のも、中盤に入ってたコンボも、4Tはどれもなんとか怺えた感じ。ジャンプの出来栄えはそんなに冴えてなかったと思いましたが、スピンはやはり破格のうまさ。圧巻はステップですね。複雑なステップがいくつも組み合わさっているのにスピードがあり、見ごたえたっぷり。もっともっと見ていたいと切に思いました。
演技を終えたあとに見ると、あれほど胡散臭いと思った衣装が、カッコよく見えてきた……気がしないでもありません。髪はもう少し切ったほうがいいようにも思いましたが。
SP見たときには、今回はダメかと思いましたが、表彰台に乗ってきてしまうのはやはりほんとうに強いですね。来シーズンの演技も楽しみです。


・総合1位 ブライアン・ジュベール選手
足の怪我から復活のジュベール選手。怪我のこともあったし、プログラム構成的には大事をとったかんじですね。正直、最大の仮想敵はステファン・ランビエール選手だったのでしょうね。
演技は全体に力強く、素晴らしかった! 衣装が以前とは若干マイナーチェンジされていませんか? 肩のヒラヒラがなくなってる気がする。灰原母はジュベール選手が気に入ったようで「007の人はカッコイイねーうまいねーカッコイイねー」と絶賛していました。何度教えても「カタカナは覚えられないのよ」と言って名前を覚えない。うちの母が来年も応援できるように、できたら来年も衣装に目立つマークとか入れといていただけないものでしょうか(←馬鹿言うな!)。
どこもかしこもダイナミック、まさに「男子!」というかんじのジュベール選手、来年はプルシェンコ選手との対決ですね。ジュベール選手は、かつてヨーロッパ選手権でプルシェンコ選手を下したこともありますし、プルシェンコ選手のことを「絶対に勝てない相手」とは認識していないと思う。フランスの太陽王。来年も頑張ってください。初優勝おめでとうございました!


・総合2位 高橋大輔選手
冒頭の4Tを跳んだときにひやっとさせられた高橋大輔選手。つぎの3Aは、跳んだ瞬間軸が斜めになったように見え、「おわっ」と思ったのですが、着氷はクリーン。以降はジャンプについては危なげがなく……って1箇所ミスがありましたが、概ね危なげがなく、この素晴らしいプログラムを演じていたと思います。
演技内容自体は、高橋大輔選手のベストではないと思う。昨年末の全日本選手権同様の演技ができれば、ジュベール選手に届いたかもしれないと思うと残念だと思う気持ちもあるけれど、世界選手権、自国開催という猛烈なプレッシャーの中で、あれだけ演じられるのはやはり素晴らしい。なにより銀メダルですよ! ほんとうにすごい!
最後泣いちゃいましたね。モロゾフコーチと長光コーチと抱き合って喜んでいる姿を見られて、すごく嬉しかったです。
大会直後、メダルを首にかけて「すぽると」に出演した高橋選手、「明日から始まる女子シングルの選手になにかひとこと」と言われて「女子の方はみんな僕より強いので」と尻込みしていたのがおかしかった。とにかくほんとうにおめでとうございます!!


SP2位のジェフリー・バトル選手は、ミスが続いた残念な演技になってしまいましたね。ステップとかスケーティングとか、ほんとに美しかったんだけど、ジャンプが跳べないとやっぱり点数的には苦しい。来年は身体を大切にしながら、頑張って欲しいです。
ロシア勢はセルゲイ・ヴォロノフ選手の19位が最高。来年は1枠の模様。来年スウェーデンで行われる世界選手権に、ロシアから誰が来るのか、もはや決まったも同然ですね。
ただ、皇帝帰還といえども以前よりは簡単に勝てない状況にはなってきていると思うので……来シーズンがほんとうに楽しみです。
さあ、明日は女子だ!




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