先々週、アメリカコロラドスプリングスにて開催されていた、フィギュアスケート四大陸選手権が、地上派CXにて、昨夜放映されました!
1時間ちょっとという放映時間からして、日本人出場者のフリー演技と、男女シングルの優勝者の演技が流れるくらいかなあと予想していたのですが、案に相違した放映内容で、ちょっと驚きました。
演技が放映されたのは、恩田美栄選手、ジョアニー・ロシェット選手、エミリー・ヒューズ選手、キミー・マイズナー選手、澤田亜紀選手、ペアの井上&ボールドウィン組、ジェフリー・バトル選手、エヴァン・ライサチェック選手のフリー。なんと日本人選手よりメダリスト優先の放映内容! フリー棄権となった村主章枝選手のSPはともかく、男子代表の神崎範之選手、中庭健介選手、南里康晴選手、アイスダンス代表のリード姉弟が一瞬だったのは、ちょっと残念だったかな……。放映時間に限りがあるのは理解しているのですが、せめて今大会引退の神崎選手の滑りは見たかったというのが本音です。
それと、男子3位に入ったジェレミー・アボット選手がスルーだったのも、やや残念だったかも。ジョニー・ウィアー選手出場辞退でつかんだ四大陸枠、頑張って3位に入ったのにねえ。でも、世界選手権に来ないからスルーされちゃったんだろうなあ。来シーズンでは、日本の地上波でもあなたが見られますように! 今シーズンは、さらばアボット君!
プロトコルが出たときに、ひととおりの感想は書いているのですが、じっさいに演技を見たときの印象などを、それでは、放映順に書いていこうと思います!
恩田美栄選手
フリー「レッドバイオリン」。今期このプログラムは何度も見ましたが、ほんとうにドラマティックな、いいプログラムですよね。恩田選手の力強い雰囲気に、衣装も、振り付けもあっていて、どこか運命的な風情もあって見ごたえのある、とても好きな演目です。
2回跳んだ3Fが、どちらも流れがあって素晴らしかったです。2度めの3Fからのサーキュラーステップが、最後多少苦しくなった感はあったのですが、素人目にもエッジ使いが綺麗で、見栄えがして良かった。
このフリーに関しては、ことに、スピンが格段に素晴らしかったと思いました。レイバックスピンでは観衆から拍手が沸きあがっていましたね! 上体をぐぐっと逸らせたポジションもやわらかく、ポジションチェンジも丁寧で美しかったです。
キス&クライで、清々しい表情だったのが、うれしかったです。
競技生活の今後については、世界選手権後にあらためて発表すると語った恩田選手。自分の将来について、正面から考えたり家族と話し合ったりするのは楽ではないと思いますが、どんな選択をするにせよ、とても大切なステップだと思うので……とにかく頑張って!
ジョアニー・ロシェット選手
あれ。いままで「カナダのエース」とかいう、わりとシンプルな煽り文句で登場していたロシェット選手、今回から「ROCKETロシェット」というニックネームがついたみたいですね。ファミリーネーム「Rochette」と韻を踏んでカナダのマスコミで使われているニックネームということだったので、灰原も検索してみたところ……出ました。カナダのスポーツ系情報サイト「SLAM! Sports」の記事で、「Joannie 'Rocket' Rochette」と呼ばれています。「THE Rocket」と呼ばれることもあるらしい。か、かっこいい! シーナはどこ!?(それはロケッツだから)
参考にした記事はこちらです。→ http://slam.canoe.ca/Slam/Columnists/Jones/2007/01/15/3383153-sun.html
さて、ロシェット選手、今回の放映では演技開始時点からしか流れなかったのですが、ユーロスポーツの中継映像では、リンクに出るとこから映ったんですよね。コーチかな、コレオグラファーかな、スタッフらしい女性たちがフェンスの向こうに並んで立って、ひとりひとりと両手をパンパンパンパンって叩き合わせて気合入れて、ギュッと唇引き結んでリンクに出て行くところがまずカッコよかった! 思わず後姿に「兄貴ィ、頑張って!」と叫びたくなるほど。美人だし、色気もあるんですけど、なぜかロシェット選手って、兄貴風が漂うんですよね……。ピシッとキレのある演技のせいかもしれません。
キレのよさとダイナミックさは四大陸でも健在。2Aの着氷は決まってましたねえ~痺れました! スケーティングも速いしスピンもきれい。ステップも細かく踏んでて、トリノシーズンより段違いに巧くなってる気がする……。ルッツのすっぽ抜けが残念といえば残念でしたが、いい演技だったと思います。
PCSが上がりきらなかったのは、もしかしてフィニッシュとちったからかなあ。ちょっと表情も硬かったかもしれませんが。うーん、やっぱりアウェイだったってことかも。
今年のフリーの金色の衣装は、去年のピンクの衣装より遥かにお似合いだと思います。世界選手権では3+3を入れ込んでくるとインタビューで語っていたので、楽しみにします。
エミリー・ヒューズ選手
出たー! 押し出し娘、エミリー・ヒューズ!
日本のスポーツマスコミには「サラ・ヒューズの妹」と呼ばれがちな彼女ですが、灰原的にはすっかり、サラのほうが「エミリーのお姉さん」だなあ。とにかくアピール力があって印象が強い選手ですよね。正直、いまのところ、ライバル、キミー・マイズナー選手との技術差はけっこうあると思うんですけど(コンボも3T+2Tだしね)、見る者にそれを忘れさせる迫力があると思います。
「この選手はいつも攻めていて、見ていて気持ちいいですね」。解説の八木沼純子さん談。たしかに、いつも果敢なスケーティングだよなあ。
今回の演技、まずとっぱなの2Aはじつにクリア。つぎの3Fは「頑張って降りた」感がありましたが、コンボは綺麗。
エミリーはスパイラルが得意なんですよね。トップポジションに入るのが速くて、しっとり感はないんだけどスカッと感はある。スパイラルしながらの「どうよ!」な顔つきに、なんとなく、ミシェル・クワン選手を思い出してしまいました。
ラストもピシッと決めて、パーソナルベスト。しかしPCS高いなあ。やっぱりちょっとご祝儀感あるわ……。でも、見事な演技でした!
そろそろ長くなってきたので、ここらで分割します。
続きは「コロラドのランバ・ラル その2」でお読みください。
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