フィギュアスケート四大陸選手権、男子シングル。エヴァン・ライサチェック選手がSP4位から逆転優勝を果たしました!
プロトコルも演技もよく見ていないのでよくわからないのですが、SPではジャンプコンボと3Lzにミスが出て、点を取りこぼしたもよう。フリーは、ライブリザルトを見るに、減点はないので、ノーミスの演技だったのかな? PCSもきわめて高く、SPでの失敗をリカバリーできたかんじです。
しかし……いままでわりとライサチェック選手って、SPかフリーかどっちか……というかどっちかというとSPで失敗しがちで、それで大大会で惜しいところで勝ちきれないイメージがあり、ただ、ジョニーとのライバル対決を制した全米選手権では、SPもフリーも安定した演技で揃えてこられていたので、いよいよ化けたかなと。今年こそ世界を獲りに来たかなという印象だったのですが、地元アメリカの四大陸でのSP失敗は、正直あんまりいいイメージじゃないですね。
東京ワールドを睨んで、ライサチェック選手の仮想敵は、おそらくフランスのブライアン・ジュベール選手だと思うのですが、ひとつのプログラムに3つのクワドを入れ込める実力を持つ彼に勝つためには、そもそもSPからプレッシャーをかけることが必要になると思います。ジュベール選手は、ヨーロッパ選手権でこそSPにミスが出ましたが、基本的に今期はSPもフリーも安定しています。今回のようにライサチェック選手がSPで失敗し、低い順位につけた場合、心理的優位がジュベール選手に発生し、非常に楽な気分でフリーに入ることができ、当然ミスの可能性も低くなると思います。万一ライバルすべてが高得点をたたき出してきたとしても、必殺クワド3回作戦という荒業がジュベール選手にはありますしね。……そうだな、滑走順が後ろのほうが、ジュベール選手は戦略的に有利かもしれないな……くじ運も重要かもですが、それはおいといて。
トリノユニバ以来公式戦に出ていない高橋大輔選手は、現在確実にクワドフリップを練習していると思いますし、織田信成選手もクワドを特訓中だと思います。男子フリーは1プログラムにクワド2回以上の勝負になる可能性がすごくある。ライサチェック選手が、ホームタウンディシジョンを持つ高橋選手織田選手と、図抜けた安定性を持つジュベール選手に競り勝つためには、SPをノーミスで決めるのは必要最低条件だと思います。
念願だった全米チャンピオンのタイトルを獲得して、いまは嬉しい時期だと思いますが、四大陸を逆転できたことを喜ばず(っていうか、このメンバーで逆転はおかしいと思うんですよ実力的に! 「日本のツイン☆スター」もジョニーも出てないし、ジェフリー・バトル選手は病み上がりなわけですから!)、気を引き締めて欲しいです。
厳しいことを書いて申し訳ありません……。なんとなくライサチェック選手って「もっとできるのに!」と、思える選手なんですよね。まあ、あれだけのレベルの選手なのに、まだ伸びしろがあると思えるのは、むしろ素晴らしいことかもしれませんね。
ライサチェック選手、最近はやしはじめたヒゲは、彼女のタニス・ベルビン選手の趣味でしょうか。チョイ悪風味も悪くないけど、微笑むと歯がキラッとするような爽やかエヴァン青年のが、灰原は好みだったなあ。何度も言うようだけど、ライサチェック選手、エキシビジョン用にはぜひ、ハデハデマタドール衣装を持ってきて欲しいです。闘牛士の衣装、ほんとうによく似合うんで、ぜひ東京でも見せて欲しいです。
2位のジェフリー・バトル選手は、引退危機とも言われた故障からの復活で、まず戻ってきてくれたこと自体がうれしいです! 復帰1戦めのカナダ国内選手権は、SPもフリーも転倒があったと思いましたが、今回フリーは転倒はなかったのかな?
今期フリー「アララト」は、中東っぽい音楽と衣装で、挑戦的なプログラムですよね。基本的に今期のSPもフリーも、演技構成はほとんどいっしょなんだけど、わかりやすい欧米的なメロディーを使わないフリーのほうが、より、演技の質が問われるというか。観客を音楽で盛り上げることができないわけですから、難しいと思います。復帰第1作にこの曲を選んだのは、とてもアグレッシブな試みだと思います。すごいです。
カナダ国内選手権の映像を見た限りでは、軽やかでリズミカルな動きのよさは健在だったのだけれど、いまひとつ3Aのカンが戻っていないように見受けたのですが、フリーの減点がないところを見ると、3Aは成功したのでしょうか。シットスピンのポジション変えとかも、バトル選手のは独特で面白いんですよね。
復帰2戦めで四大陸2位、それも北米トップ選手たちと競っての2位は、手ごたえになったと思います。世界選手権までにはまだ1ヵ月以上ありますので、あまり無理をせず、演技を研ぎ澄ませていってくれるといいなあ。そうそう、インタビュー映像で見たバトル選手の、ほわほわっとした前髪が健在でうれしかったです! 笑顔も相変わらずチャーミングで、お顔を見ただけで癒されてしまいました。
……そういえば、関西大学の学内インタビューで、織田信成選手と高橋大輔選手が「可愛いフィギュアスケート選手といえばジェフリー・バトル! バトル可愛い!」と大騒ぎしていたっけなあ。ブログの過去記事のどこかにインタビューへのリンクがあるはずなんですけど……。あの記事書いたの、先月だったっけ。
東京ワールドでも、チャーミングな滑りを、期待しています。
男子総合3位は、全米4位のジェレミー・アボット選手。総合3位には、全米2位の「経営者」ライアン・ブラッドリー選手が入りました。アボット選手とブラッドリー選手は、コロラドがホームの選手なので、地元の観客のみなさんも喜ばれたでしょうね。
日本の男子選手最高位は総合7位に入った神崎範之選手。フリーでは8位。減点が1あるので、多分転倒かと。
神崎選手は、いままで大きな国際大会へほとんど派遣経験がなかったにも関わらず、今回のこの順位は素晴らしいと思います。賞賛を集めたトリノユニバに引き続き、コロラドの観客にも、とてもアピールしたそうで、引退が惜しまれます……。神崎選手の演技を見ることができて、灰原はとても光栄でした。もし気が変わったら、いつでもリンクに戻ってきてください!!!
総合8位の中庭健介選手は、フリー6位で、SPから順位を上げましたね! おめでとうございます! 減点はないようなのですが、この点数だと、フリー、クワドは跳ばなかったのかなあ。ちょっとわからない……。アジア大会からの連戦で、ほんとうに疲れたと思うのですが、日本に帰ってきたらとりあえずゆっくり休んで欲しいです。お疲れさまでした。
総合12位の南里康晴選手は、うーん……厳しい結果ですね。減点が3とあるのですが、3回全部転倒でしょうか。SPで思うような結果が出なかったので、焦ってしまったのかなあ。
試合は水物なので、いいときもあれば悪いときも、やっぱりあると思います。大きな試合での失敗とかひとつひとつ、先輩スケーターたちも乗り越えて、昇華してきていると思うので、いまは苦しい時期なのかもしれませんが、腐らずに頑張って欲しいです。目指せバンクーバー五輪男子も3枠獲得!



さて、女子シングル、村主章枝選手が、フリー棄権を発表しました。
SPでの転倒時に首を痛めたとか。バンクーバーまで現役続行を表明している村主選手、試合は来年もあるので、ここで無理をせず大事にして欲しいです……。
中庭選手も「言い訳にはならないが」と前置きしつつ「やはりアジア大会からの連戦はキツかった」とコメントしていますね。
単純にスケートファンの感想として、なぜ、村主選手や中庭選手がここまで連戦しなければいけないのか、わからないですね……。とくに女子は、大会に出せる選手はものすごくたくさんいるわけですから。
故障をしている安藤美姫選手は無理としても、アジア大会か、四大陸か、どちらかに浅田真央選手を出したら良かったんじゃないか、と、後知恵ですが、ちょっと思ってしまう灰原なのでした。全日本から世界選手権まで試合がないというのは、なんぼなんでも空き過ぎではないですかね? 
サブも含めてごっそりエントリーしておいて、本番近くになってから出場選手は調整する……というようなワザも使えたのではないかなー、実際、アメリカやカナダは、そうやってきているわけだし……。日本のエントリーは馬鹿正直過ぎるのではないかと。国別対抗の意味合いも出てくる大会では、戦略的エントリーも必要なのかもしれないなと、少し、思いました。
いよいよフリー、澤田亜紀選手、恩田美栄選手、棄権した村主選手のぶんも、頑張って欲しいです!





ダイナバナ
女神幻想ダイナスティア は乙女のためのコミュニケーション重視のMMOオンラインゲーム。

争いのない世界にあなたも遊びに来てね。
今なら無料で遊べます!


お買い物バナ

※乙女なショッピングモール「乙女のおかいもの」でもうきうき情報紹介中!


ダイナ情報バナ

※メルマガ「ダイナスティア情報局」登録はこちらから!