昨日とおととい、ブログで感想を書いたブライアン・ジュベール選手のインタビューの載っているフィギュアスケートポータルサイト『Golden Skate』で、「経営者」こと、今年の全米フィギュア第2位、ライアン・ブラッドリー選手のインタビューを発見いたしました。


☆Golden Skate Articles「Ryan Bradley/Online Interview」
http://www.goldenskate.com/articles/2002/071102.shtml


インタビューが採られたのは、2002年7月。4年半前。ブラッドリー選手は18歳です。
ブラッドリー選手は、お父さんとお姉さんがフィギュアスケートのコーチ、お母さんは全米スケート協会公認審判というおうちで育ち、1998-1999年には、15歳にして全米ジュニア選手権で優勝(!)、2000-2001年には、ジュニアグランプリシリーズで2勝を上げるなど、将来を嘱望されていたようです。しかしその後、大大会直前にインフルエンザにかかったり、膝を故障したりなど不運がつづき、シニアに上がってからはいまひとつ勝ち切れないでいたもよう。
いよいよ本格シニアデビューを控えて、オフシーズンの練習も追い込みの時期に採られたこのインタビュー、オンラインインタビューと謳ってあり、会話を採録したものではなくて、チャットとか、メールのやりとりを編集したものみたい。全米選手権での演技でも感じられた、明るく人懐こい性格が、垣間見られる内容になっています。
たとえば


インタビュアー「(灰原不正確訳)あなたはアクセルジャンプを習得するのにどれくらいかかりましたか? ダブルアクセルは?」


という質問にこたえて


ブラッドリー選手「(灰原不正確訳)シングルアクセル習得に3ヶ月、ダブルアクセル習得には9ヶ月かかりました。ちなみに、訊かれてもいないのに答えちゃうと、トリプルアクセルを覚えるのには4年かかりました :)」


最後の記号は、アメリカで使われる、笑いをあらわす顔文字らしいです。翻訳するなら、「(^-^)」かな。
この記事のブラッドリー選手の文末には、よく顔文字があしらわれてあって、いかにも当時18歳の高校生らしく、生き生きした文章だと思います。文中に、擬音があったりもするんですよね。
栴檀は双葉から芳し、といいますが、今期フリーには、あまりフィギュアスケートのシングルでは使われない、陽気な「マンボ!」を使って、楽しげに踊りまくっているブラッドリー選手、プログラム音楽の好みは10代のころから一貫していたようで、こんなことを言っています。


ブラッドリー選手「(灰原不正確訳)僕『スター・ウォーズ』のBGMで滑るのが夢なんです。そんでもって、ライトサーベルでチャンバラするとこのアクションで、ストレートラインステップを滑りたいんだ! だけどコーチがダメだって」


スター・ウォーズ! たしかに、ブラッドリー選手には似合いそう。彼はちょっと容姿がルーク・スカイウォーカーっぽい……ような気もするし、お客さんウケもよさそうなのに、なんでダメだって言われちゃったんでしょうね。若いうちは、あんまり強烈なイメージがない曲で滑らせようという指導方針だったのでしょうか。そういう方針のコーチがいるという話も聞いたことがあります。
ちなみに、ブラッドリー選手のこの年のプログラムはSPが『屋根の上のバイオリン弾き』、フリーが『軽騎兵序曲』だそうで、クラシックでありつつも軽やかさもある選択です。ブラッドリー選手は、「スター・ウォーズ」ではないけれども、このプログラムも気に入っていたそうです。
また、自分が理想とする演技について、ブラッドリー選手はこんなふうに語ります。


ブラッドリー選手「(灰原不正確訳)僕、あんまり、やわらかいスケートってやりたくないんです。やわらかでなめらかなだけじゃなくて、お客さんが見て興奮してくれるようなスケートをしたいと思っています」


ジュニアからシニアに上がったばっかりなのに、自分はこういう演技がしたい、という方向性がしっかりしていますね! もしかしたら、アメリカは選手層が厚いから、自分のウリはコレ! というビジョンがないと、勝ち残るのは難しいのかもしれません。
文中には登場しませんが、ブラッドリー選手は、全米3連覇のジョニー・ウィアー選手と同じ、1984年生まれです。やわらかくしっとりしたスケートがウリのジョニー選手は、スケート開始年齢が12歳というスロースターターながら、このインタビューの前々シーズン、2001年の世界ジュニア選手権を制覇していました。彗星のように現れたライバル、ジョニー・ウィアー選手に対するライバル意識が、このコメントからはうかがえるような気がします。
若きライアン・ブラッドリー選手の尊敬するフィギュアスケーターは、トッド・エルドリッジ選手、スコット・ハミルトン選手、それに、バックフリップ枠(!)の大先輩、マイケル・ワイス選手だったようです。やっぱりバックフリップ枠の後継者なのか……。東京ワールドでもしエキシビジョンに出てくるならば、「経営者」の華麗なバックフリップをぜひ期待したいところです。
さて、公式練習も終わり、いよいよ本日2/8から、ライアン・ブラッドリー選手の故郷コロラドで、四大陸選手権の競技が始まります。
どの選手も、どうか、全力を出せますように!



最後に、web上でもっともカッコイイと思われるブラッドリー選手の画像を見つけましたので、リンクを貼っておきますね。
http://en.wikipedia.org/wiki/Image:Ryan_Bradley_2006_sa_LP.jpg
……ウーッ マンボ!!




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