この記事は「ヨーロッパ選手権男子シングル感想・その1(http://ameblo.jp/haibaran/entry-10024820959.html )」の続きです。
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おつぎは、ベルギーのケヴィン・バンデルペレン選手の感想に行きますね。
バンデルペレン選手はダイナミックなジャンプが魅力の選手。SPでも、ジャンプはすべて加点をもらっています。しかしながらスピンが……手のポジションなどにも工夫が凝らされていて、頑張っているのはとてもわかるんですけど、速度がなかった。スケーティングにもスピード感がなく、レベルが出ませんでした。このため、SPでは全要素のレベルを手堅く抑えてきたダビドフ選手のつぎ、4位につけます。
フリーは「パイレーツ・オブ・カリビアン」。人気ありますよね、この曲。今年、ほかの選手のプログラムでも見た気が。来年あたり、高橋大輔選手が滑ってそうな気もするなあ……それはさておき。
バンデルペレン選手のフリー衣装は、中世貴族を思わせる赤地の豪華なもの。これを、ワイルドに男くさい容貌のバンデルペレン選手がまとうと、曲のイメージにピッタリ、海賊めいた雰囲気がかもしだされます。
演技冒頭の4Tは、高さもありとっても素晴らしかった! そのつぎの3Lzもダイナミックです。
スピンは丁寧にポジションチェンジしていましたが、ちょっとやっぱり、スピード感がなかったかなあ。ただ、スケーティングにはSPより速さがありましたし、やっぱりフリーはジャンプの数が多いですから、ジャンプ大得意のバンデルペレン選手の独壇場ですね。ダイナミックな振付は、曲のイメージにも合ってたです。
惜しかったのがオーラスのサーキュラーステップ。いまやチャンバラ系プログラムのときには常識の、剣戟ふうの振付が入ってたんですけど、やや含羞が見える。せっかくなのであそこだけはキャンデロロになったつもりで(!)、羞じらいは置いといてけれん味たっぷりに演じてくれると、もっとPCS付くんじゃないかと思いました。
逆転総合3位、おめでとうございます。
そして……総合優勝、ブライアン・ジュベール選手。
彼がリンクに登場するなり、アリーナを揺るがすような大嬌声とともに、フランス国旗が会場中で揺れます。ちょ、ちょっと待って、ここ、フランス!? ポーランドじゃなかったっけ!?
もちろん自国の応援団もいたと思うんですけど、あの声援はそれだけじゃありませんでしたよ、絶対。地元乙女もめちゃくちゃ黄色い悲鳴あげまくりでしたよ。ジュベール選手って、ヨーロッパでは超人気のアイドル選手なんですね。ロシアでも人気あったものなあ。わかるわ。カッコいいもの。
そんな、完全ホームリンク状態で演じたSP、ジュベール選手はまさかの2位! 冒頭の4Tで転んでしまい、セカンドジャンプも入れられなかったため、点数が伸び悩んでしまいました。
でも、転倒は残念でしたが、SPからクワドコンボを入れてくる根性は立派! それ以外は大きなミスもなく、スピンではすべてレベル4をもぎ取って、ベルネル選手を追う2位につけました。
フリー演技は、最終グループの2番目に登場。まだベルネル選手が滑っていなかったため、できたら完璧な演技でプレッシャーをかけたいところ。冒頭の4T+2Tは見事に成功! そのあとのサルコウは無理せずトリプルに。参加メンバーのメンツを見るに、あとはノーミスで滑ったほうが勝率が高いという計算をしたからかなあ。
灰原は、内心ちょっと残念でした。せっかくヨーロッパ選手権だし、ロシア杯で見せた、とにかくガンガン攻めてクワド3本キメまくった、あの鬼みたいな演技を期待していたので……。
まあ、ジュベール選手の本気200パーセントは東京ワールドで見せてもらえるってことで!
ジュベール選手は、出場選手の中でも、やっぱり別格というか、ジャンプもすごいんですけど基本的にスケーティングがものすごく速くて、ゾクゾクしました。速い選手って目を奪われますよね、やっぱり。
ジュベール選手については、ヨーロッパ選手権まえに「Golden Skate」に出ていたインタビューが面白かったので、その感想なども、そのうち、ぽちぽち、書いていこうと思っております。




アジア大会女子シングル、中野友加里選手・優勝、村主章枝選手・銀メダル、澤田亜紀選手5位入賞! おめでとうございます!




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