アメリカNBADLでプレイ中の田臥勇太選手が、6試合ぶりに出場、3得点3アシストをあげたというニュースを見て、ほっとしました。
昨年末、体調を崩して、チームから離脱していた田臥選手。アメリカのプロスポーツの契約は、日本のそれよりも厳しく、シーズン中で、とくに落ち度がない場合でも、チームの方向性と合わないなどの理由で、契約解除が充分にありうるので、年明けそうそうにチームに復帰して、1クォーター以上のプレイ時間を確保、得点をあげて、チームにアピールもできたということで、まずは良かったと思います。
いまから2年まえになりますが、田臥選手が日本人ではじめてNBA選手として契約し、試合に出場した日のことを、灰原はいまでも覚えています。
世界最高峰のバスケットマンの夢舞台、NBA……そこに、日本人選手が立つことは、日本のバスケファンの積年の夢でした。なんというか、夢と言う言葉がまさに相応しい感じでした。現実化されうる可能性のある目標ではなくて、「そうなったらいいなあ」という漠然としたかんじ。「そうなったらいいなあ」には、裏側の意味として、言葉にはならない(……きっと無理だと思うけど)というあきらめの気持ちが、見え隠れしています。あきらめる理由は、いくらでも見当たりました。
言葉が違う。文化が違う。体格が違う。身体能力が違う。……背が低いアジア系には、基本的にNBAは無理だ。
アメリカ人並みに背が高くて、筋力があって、そいで瞬発力があって、バスケットセンスがある、そんな特別な天才が日本に生まれたら……いつか、日本人NBAプレイヤーは生まれるかもしれない。そんなふうに、ファンは思っていました。じっさい、田臥勇太選手以前、もっともNBAに近づいたことのある日本人プレイヤー岡山恭崇選手は、230cmの超大型選手でした(岡山選手は、1981年にNBAドラフト指名を受けましたが、ナショナルチームの大黒柱として五輪を目指すため、契約を断念しました。プロ選手のオリンピック出場が認められるようになったのは、1992年バルセロナ五輪からです)。
だけれど……2年前、日本人ではじめて、まぶしいスポットライトに照らされるフープの王国、NBAのアリーナに足を踏み入れた選手は、NBA基準の2メートルの身長を持つ大型選手の誰でもなく、身長173cmの、田臥勇太選手だった。
田臥選手NBA入りを知ったあのとき……夢のNBA入りに必要だったのは、身長じゃなかったんだな、と。うれしいと同時に、灰原は、すごく目から鱗が落ちたような、そんな気がしたのでした。



田臥勇太選手は、たしかにバスケットボールの天才です。関節がやわらかく、信じがたい方向からボールを繰り出してくる彼のプレイは、魔術的ですらあります。パスセンスも独特で、見えない場所にいる味方の動きを読んで絶妙のタイミングで放つパスには、鳥肌が立ちます。リズミカルなフットワーク、激戦のゴール下にしなやかに切り込んで行く動き、なにもかもが素晴らしい。……しかし、田臥選手が、日本でただひとりのバスケットボールの天才だったということはありません。
日本のバスケットボールのトップリーグには席が少なく、そこに座る選手たちは、誰もが素晴らしい素質を持っています。NBA選手に比肩する身長の持ち主もいる。彼らの中には、NBAを夢見たことがある人もいるかもしれません。けれど、それは「夢」だったのです。目標ではなくて。
田臥選手にとっては、NBAは目標だった。幻ではなく、手に取れるものだと信じた。意志の力で、目標に向かっていった。だから……手に入ったんだろうなと。そんなふうに思います。
MLBに比して支配下選手の少ないNBAの選手席に長く座っていることは難しかったけどね。でも田臥選手はいまも、NBA復帰を目指して頑張っている。
ほんの10年前まで、日本のサッカーがワールドカップに出場することは、夢でした。いまはワールドカップ決勝リーグ進出が目標になりました。日本人がMLBに入るのだって、ほんの10年前までは夢でしたよね! 野茂選手のチャレンジが道を開いて、いまでは、途方もない大金でもって、たくさんの日本人選手が招かれるようになっています。
田臥選手のチャレンジに触発されて、いまでは、たくさんの日本人選手がアメリカにバスケ留学しています。いま、スポーツニュースの野球コーナーで、MLBでの日本人選手の活躍を報道されているように、いつかは……そう、10年後には日本人NBAプレイヤーの活躍が、ニュースでがんがん報道されるようになっているかもしれない。
NBAはシーズン後半に入っていますが、今シーズン中の昇格を目指して、田臥選手は戦って行くのでしょう。
田臥選手を見ていると、灰原も、頑張らなきゃいけないなあと思います。大切なのは、目標に向かって行く意志の力、ですよね!




ジャパン・スーパーチャレンジで、中野友加里選手と織田信成選手がペアで演技した、というハナシだけ聞いていて、映像は未見だったのですが、写真がネットに上がっていたので、URLを貼っておきますね。

☆ロードto世界フィギュア「中野友加里と織田信成」
http://photos.nikkansports.com/sports/figure/2006/photo/20061231-28055.html

照れくさそうな友加里ちゃんをエスコートしている織田くんが、頼りがいのある王子さまに見えて、うっかり灰原、トキメいちゃいましたよ!





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