※この記事は「真駒内の星たち・その1(http://ameblo.jp/haibaran/entry-10023150995.html )」の続きです。よろしければ、前の記事からご覧いただけると、うれしいです。
そして、いよいよアレクセイ・ヤグディンが登場です! 昨年のジャパンオープン2006でも来日して、現役時代の名プログラム「仮面の男」を演じてくれたヤグディン。テロップの「世界選手権優勝4回・ソルトレイク五輪金メダル」という経歴がまぶしすぎる。
今回のショーでは、帽子を使ったプログラムを披露。氷上に落とした帽子を上手に蹴り上げて被ったり、また落としたり、という繰り返しの部分は、オットセイみたいで可愛かったです。
序盤は気楽な感じの構成のプログラムで、やっぱりエキシビだから、そんなに難易度の高いことはやらないよねえ、と思いながら見てたら、ステップからものすごい短い助走で、簡単にトリプルフリップ跳んじゃうし。……たぶん、トリノで現役復帰してたら、メダル狙えちゃったんだろうなあ、この人……プルシェンコといい、つくづくロシアの才能は底知れない……。
演技終盤のヤグディンステップは、ゴージャスの一言。わかりやすくアクロバティックなジャンプやスピンではない、ステップで、これだけどよめきが起こるのってやっぱりスゴイと思います。
ちょっとだけ映ったバックステージでは、ロシア代表のジャージを羽織っていたヤグディン……物持ちがいいんだね……。
もうひとりの男子の目玉、フィリップ・キャンデロロ。無意味におかしな仮装でリンクに登場です。なんだろう、あれは、ヒップホップのDJふう? ジーパンにTシャツ、白いシャツ羽織って、頭には長髪のカツラのうえからバンダナを巻いていました。ジャズっぽい曲と衣装がまったく合ってなかったような気がするんですけど……もういいや、キャンデロロだから。
例によって客席を巻き込むパフォーマンスで、客席の女性のひとりをターゲットに定め、その人に向かってのみしつこくアピールを繰り返すという演技。場内大爆笑です。意味もなく演技途中でシャツを引き千切っちゃうし。なにが表現したいのかわけがわかんないよ! ……でもいいや、キャンデロロだから。
オーラスには、あの、得点にはなんら結びつかないどころかなんと減点対象になるという悲しい必殺ワザ・キャンデロロスピン(シットスピンから膝立ちにかわり、膝でスピンするというワザ。エッジで回ってないので減点になる)や、バックフリップも披露してくれました。
ムッシュ・キャンデロロ、母国フランスの後輩・アルバン・プレビエール選手は、確実にあなたの志を受け継いでいる気がします。ブライアン・ジュベール選手も意外と……毎年プログラムに、なぜか拳銃を射つマイムを入れちゃってるあたりに、芝居っけたっぷりのキャンデロロ遺伝子を感じないこともないです。
なにがすごいって、キャンデロロ、あのヤグディンよりショーでの扱いが上だったんですよ。まあ、ヤグディンはスターズ・オン・アイスのレギュラーなので、ゲストのキャンデロロが上になるのは当然かもなんだけど。相変わらずの絶大な人気ぶりを見せつけてくれた、楽しいキャンデロロでした。
大トリを飾るのは、浅田真央選手、「ノクターン」です。競技会用プログラムとは、ちょっと演技構成を変えているのでは、と八木沼さんの解説。競技会でもずっといい感じで滑れていた曲だけに、真央ちゃん余裕の表情です。
昨日の昼間放映されていた「浅田真央のキセキ」と題する番組では、振付家のローリー・ニコルさんが「真央ははじめノクターンには乗り気ではなかった。この曲には、フィギュアスケートの特権的な躍動性がないから」と語っていました。たしかにノクターンって、流れるような曲で、ここぞというアクセントがないので、難しいと思うんですよ。でも、そのアクセントがない曲を、いまではみごとに滑りきっていますよね。
「ノクターン」を使ったのは、曲にリズムを引っ張ってもらうのではなく、自分からリズムとアクセントを作り出していくように、というチャレンジだったのかなと。「チャルダッシュ」における、ステップからのトリプルアクセルみたいに、わかりやすいチャレンジではないけれども、「ノクターン」でも彼女は、成長のための課題をクリアしていたんだな、と、思いました。
オーラスは、ゴージャスに全員がリンクへ。アメリカの子どもたちは、こういうアイスショーを見て育つんだあ、そりゃあ、競技人口も増えますよね。驚異の13歳・キャロライン・ジャン選手のプロフィールにも「テレビでミッシェル・クワンの演技を見てフィギュアを始めた」って書いてあったもん。
今回の放映を見て、フィギュアスケート教室に駆け込む子どもさん、少なくないんでしょうね。
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聖乙女さまからいただいた感想のひとつひとつに、灰原、とても励ましていただきました。
これからも面白いシナリオや小説をお目にかけられるように、頑張ります。
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