本日は、朝から親戚をお迎えした灰原家。新春のごあいさつもそこそこに、総員で箱根駅伝・復路をテレビ観戦です。
ビール片手に、駅伝にエキサイトする血縁者たちを見回しながら、つくづく、スポーツ観戦好きは『血』かもねえ……と思ったり。
叔父夫婦は、昨日、寒い中、国立競技場までラグビー見にいったって言ってました。灰原もね、腰の具合がよければ、千駄ヶ谷までバスケの全日本選手権見にいくつもりだったんだけど。高校バスケットボール界のスター、洛南の点取り屋、湊谷安玲久司朱くん(カッコいい!)を見たかったんですけどね。今年は自重いたしました。東京体育館冷えるから。
そんでもって、箱根駅伝・復路です。
復路は、大荒れの展開だった往路とは異なり、比較的堅調な運びとなりました。走りの質を揃えてきた学校が、結果的に上位に入った印象です。
6区山下り。山頂から小田原まで、ひたすら長い下り坂のこの6区は、5区と並ぶ難コース。下り坂に「走らされ」て、終盤、市街地に入ったところでガタガタになる選手が例年多いのですが、今年、上位校の6区ランナーたちは、なんとか足をコントロールしきった印象。中でも4年連続で山下りを担当したという、日大の4年生・末吉選手の思い切りいい走りが光りました。順天堂・今井と並ぶ、もうひとりの「山男」の快走で、日大は5位から3位に浮上します。
7区小田原→平塚は、海沿いの道。6区14位スタートだった中央大学が、ここで10位まで上がってきます。
ご存知のとおり、箱根駅伝では、10位入賞までの学校に翌年のシード権が与えられ、以下の順位の学校は翌年予選会からのチャレンジとなるため、10位と11位の差は、ある意味、1位と2位の差よりも大きいのです。昨年度優勝校・亜細亜大学も、6区15位スタートからゆったりと前方とのあいだをつめ、14位浮上。一方上位チームでは、日体大が快走、日大をかわして3位浮上。東海大学の背をも視界にとらえます。
1位・順天堂大学は落ち着いた走り。後方の猛追にあいだを詰められるも、自分のペースを守り、崩れない走りでタスキを繋ぎます。
7区といえば、法政大学の選手も忘れられない……。いかにも法政らしい、徳本以来のカブキ者の伝統を守った、素っ頓狂な髪型でした。風もないのに逆立ってました。せっかく頑張ってセットしていたので、もっとテレビに映して欲しかった。法政はつくづく自由で面白いなあ。深刻な箱根路に吹きすぎる一陣の笑いの風ですよ。さわやかです。
8区平塚→戸塚は、東海大学のホームタウンですね。東海のスクールカラー、スカイブルーをあしらった応援も目立ちます。順天堂大学の走者は板倉具視選手。なんだか、明治の元勲を思わせる名前ですが、彼が頑張った。7区までで詰まっていた東海大学とのタイム差を広げていきます。
じつは昨年順天堂大学は、この8区でブレーキがあり、総合優勝を逃しています。つらい記憶を振り切るような、板倉選手快走です。
7区でシード圏内に入った中央大学は順位を落とし12位。後方から伸びてきた亜細亜が、シード権目前の11位に浮上します。激しい10位争いが勃発の予感です。
9区戸塚→鶴見。裏エース区間とも呼ばれるこの9区は、各校とも快速ランナーをそろえています。上位陣はおのおの堅調なレースを展開。確実に後進を離していく1位・順天堂の伸びが光ります。「このまんまじゃつまんないから、ほかの学校に頑張って追って欲しい」。解説者が思わず叫ぶ一幕も。
一方中位グループの闘いは熾烈さを増します。9位・駒澤大学が、さすが名門の走りで前方を脅かす。亜細亜大学がついに10位に浮上、シード権入り。城西、中央が追走し、10位グループが形成されます。一方で、往路で健闘した中央学院が遅れ始め、11位以下に下がっちゃった。ああー、頑張って!
鶴見中継所で、9区19位・神奈川大学は、20秒差でアンカー繰上げスタートとなってしまいます。もうランナー見えてたんですけどね、タスキも取って手に握ってたんだけど……渡せなかった。神奈川大学9区森津選手、中継所に入ると同時に泣いてくずおれます。学連選抜も繰り上げスタート。学連は、所属チームでの出場ではないだけに、せめてタスキを繋がせてあげたかったんですけど……勝負は無情です。
10区鶴見→大手町、1位順天堂大学は、セーフティリードを握って逃げ切り体勢。追う2位東海大学、なんと、後方からいつのまにか忍び寄っていた日大にかわされて3位に転落です! 日大、いつのまに!?
シード権争いもいろいろ大詰め。駒澤・中央・専修・亜細亜・城西の7~11位グループから、城西が遅れ始める。城西は昨年も11位でシード権を逃しています。今年こそは! との思いもむなしく、日比谷通りに入った時点で、決定的なタイム差が。
ほぼシードを確実にした10位グループのめんめん、ここから先は順位争いです。駒大・治郎丸選手が日本橋でスパート。中央、専修が追う。亜細亜は追えずスパートから脱落。中央、専修は駒澤を捕らえられぬまま、もつれるように8位・9位でゴール。亜細亜は10位入り、「昨年度優勝校で初のシード落ち」の汚名を免れることができたのでした。
6年ぶりの総合優勝を果たした順天堂大学、インタビューを受ける監督を見ていて、灰原、感慨ぶかいものがありました。
もう順大も澤木監督じゃないんだよな……。
茄子紺のユニフォーム・順天堂大学駅伝部を育て上げた名将・澤木監督は、現在は陸連入り。仲村監督に順大の指揮を譲っています。早稲田の渡辺監督なんて、箱根出場選手時代に区間賞とったの、まだ灰原覚えてますよ。でも、もうずいぶん長いこと早稲田の監督で。低迷していた早稲田の建て直しに尽力されています。早稲田、4年ぶりのシード権確保おめでとう!
ほかにも、城西大学の櫛部コーチは、早稲田の1年生だったころ、2区権太坂で大ブレーキ踏んだんだよなあとか。それをかわした日大のエース平塚選手が、いまは城西の監督で。もうずっとふたりで、コンビ組んで城西の指導してんだよなあとか。しみじみと、思っちゃうなあ。
大東文化の黄金期を作った青葉監督が、学連の駅伝部長して解説席にいらっしゃったり。お正月恒例の箱根駅伝は、大好きだった選手や指導者のみなさんの、出世にしみじみする場所でもありますよね。
法政→日清食品の徳本選手も、順大大学院に進学ってことは、指導者を目指すのかもしれませんね。コーチになったら法政に戻るのかなあ。

女神幻想ダイナスティア は乙女のためのコミュニケーション重視のMMOオンラインゲーム。
争いのない世界にあなたも遊びに来てね。
今なら無料で遊べます!
※乙女なショッピングモール「乙女のおかいもの」でもうきうき情報紹介中!
※メルマガ「ダイナスティア情報局」登録はこちらから!