全日本フィギュアスケート選手権男子。高橋大輔選手、総合優勝おめでとうございます!
いやあ、強い勝ち方だった。ディープインパクトも真っ青の千切りっぷりでしたよ。完璧な演技で勝ちましたね!
荒川静香さんもおっしゃってましたが、今回の男子フリー、どの選手も素晴らしい演技だっただけに、ここで格の違いを見せつけて勝ったことは、今後の自信に繋がってくると思います。
いつもコメントが厳しい本田武史コーチも、今日ばかりは賞めていましたね。良かったあ。
それでは選手ごとに演技の感想など。
総合6位・中庭健介選手
中庭選手の昨日の衣装、昨日のSPの感想には赤、と書いたのですが、よくよく見たらダークグレーの身頃に、襟ぐりに赤い模様が入っているデザインでした。失礼いたしました。
さてフリー。冒頭の4T、着氷はクリアではなかったけれども、あの大舞台でクワドに挑戦し、降りられたのは、意義深いと思いました。
ジャンプに2度ほどお手つきがあり、後半少し疲れた感じもありましたが、全力を尽くして演技されているのがよくわかり、胸に迫りました。さすがにベテランだけあって、世界を作る演技力を持っている方ですね!
今期から愛知に移られた長久保コーチに師事し、基礎から改めて練習しているという中庭選手。実績あるベテランがそこまで努力できるなんて、スゴイと思います。
しかし……「長久保コーチについて、思い入れがあるのでは?」というアナウンサーのフリに対して、本田コーチと荒川さんがノーコメントだったのが、灰原の笑いのツボに入りました。もしかして、おふたかたとも、いまだに長久保コーチ、怖いのかなあ。
総合5位・小塚崇彦選手
SP当日の公式練習で、フェンスに激突、足を痛めていたという小塚選手。SPは、故障を感じさせない出来栄えでしたが、さすがにフリーは痛みが出てしまったかな……。ややジャンプにミスが多く、残念でした。
ジャンプ以外のスピンやステップは、丁寧な出来栄えで、とても頑張ったと思います。ひとつひとつの動きにメリハリがあり、スピード感があって、男子らしい演技をする選手ですよね。
本人のインタビューにも、さすがに悔しさがにじんでいましたね。この悔しさは、きっと糧になるよ、小塚くん!
小塚選手の、今日の衣装も濃色のスタンドカラー。ラグランテイストの袖のつきかたといい、フォルム的にはフリーの衣装とほとんど同一です。小塚選手は首が長いのでスタンドカラーも似合うのですが、きのうも書きましたがもう少し違うタイプの衣装にもぜひチャレンジして欲しいです。
総合4位・神﨑範之選手
素晴らしい! 素晴らしい演技でした。灰原は自宅でスタンディングオベーションいたしました。ほんとうになにもかも良かった。
神﨑選手のフリーは『オペラ座の怪人』、高橋大輔選手と同一のテーマですが、神﨑選手のプログラムは、『オペラ座』といえば誰でもが思い出すメインテーマと、クリスティーンのテーマを主に使っていて、高橋選手のプログラムとはまったく違う世界を作り上げていましたね。
冒頭の3A+2Tのコンボ、3Aの高さ、着氷の見事さに鳥肌が立ちました。つぎの3Aで、今回唯一のミスといっていいお手つきがありましたが、あとはほぼノーミス。ラストまで息つく間もなく演技を堪能いたしました。
3Aからのコンボをふたつも演技に組み入れているアグレッシブな構成、演技再後半、いちばん疲れてきたあたりで入った3+2+2など、見どころばかりだったのですが、とくに目を奪われたのはシットスピンのコンビネーションです。キャノンボールから、さらに前屈して、膝を立てるようにし、頭をサイドにひねる、あのポジションは相当な柔軟性とバランス感覚を必要とすると思う。スゴイ!
神﨑選手のプログラムは、SPもですが、ほかの選手にはない工夫のある表現がなされていたと思う。そういう試みって大好きです。
伝説めいた悲劇性を感じる高橋PHANTOMに対し、神﨑PHANTOMのラストは、オペラ座の呪いから解き放たれ、外界に踏み出していく力強さがあったように思いました。
キスクラで、濱田コーチが泣いていましたね。
素晴らしい演技を見せてくれて、ありがとう。
またしても長いので分割します。
続きは『冷たく燃えろ! 全日本男子フィギュアフリー感想・その2』でどうぞ。
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