※この記事は、全日本ジュニア選手権感想・その2(http://ameblo.jp/haibaran/entry-10021148812.html )の続きです。そちらから読んでいただけるとうれしいです。※




フィギュアで「ジュニア」というと、13歳~18歳までの選手を指しますが、この全日本ジュニア選手権には、ノービスA(11~12歳)クラスの選手が、推薦参加していました。
(ちなみにシニアは7級以上あって15歳以上ならエントリー可能。選手によっては早いうちにジュニアをスキップしてシニアにいってしまう人もいる。浅田舞・真央選手、澤田亜紀選手、小塚崇彦選手などは、まだジュニア大会にも出られます)
テレビでは、女子シングルの西野友毬選手、中村愛音選手のフリー演技が放映されました。男子は日野龍樹選手の演技がちらっと一瞬のみ……。残念。
ノービス参戦で大会上位に食い込んできたのは、女子シングルでは
総合4位 中村愛音選手 (SP10位/FS5位)
総合6位 西野友毬選手 (SP19位/FS4位)
ふたりともフリー演技で大健闘。 お姉さん選手たちに負けない見事な演技でした。
総合6位・西野友毬選手のフリー演技「死の舞踏」は、とにかくジャンプの軸がぶれないし高くてクリア! 3Lz+2Tのコンボとか、3S+2Lo+2Tなど、シニアなみの大技をバンバン跳んで来ます。フリーのTESだけなら堂々の2位です! スピンも安定しててきれい。これから表現力を増していけば、もっと高得点が出るんじゃないかな。
「死の舞踏」は、イリーナ・スルツカヤが滑ったんで有名な曲なんですが、スルツカヤのファンなのかな?
総合4位・中村愛音選手のフリーは「CATS」。ドラマティックな曲に合せて、素晴らしい表現力を見せてくれました。この選手はスピンがきれいだなあ! イーグルからの2Aもお見事でした。
中村選手は、もともとは泉スケートリンクで、かの荒川静香選手の恩師・長久保裕コーチに師事していた選手ですが、仙台市内のリンク閉鎖にともない、親元を離れ、長久保コーチとともに名古屋に移籍して競技を続けているそうです。まだ小学生ですよ! 
年齢からするとびっくりするほど陰影のある表現ができているのは、苦労しているからかなあ。そんなに一生懸命なんだから、巧くなるはずですよね。
ふたりとも、来年あたり、もうジュニア有力選手だろうな。どれだけ伸びてくるのか、ほんとうに楽しみです。
男子のノービス選手については、前述のとおり放映がありませんでした。
ノービス参戦で大会上位に食い込んできたのは
総合7位 羽生結弦選手 (SP18位/FS4位)
総合10位 日野龍樹選手 (SP13位/FS8位)
全日本ノービスでは日野選手が1位、羽生選手が3位だったのですが、羽生選手、リベンジ成功です。プロトコルを見ると、ふたりとも大きなミスなく演技できたもよう。羽生選手はスピンがかなり良かったみたいで、スピン3つでレベル4獲得、とくにフィニッシュのフライングシットスピンはレベル4のうえ加点3ももらっています! ノービス選手らしからぬPCSの高さから推し量るに、見ごたえのある演技だったみたいだなあ。うーん、見たかった!
日野選手も、スピン3つがレベル4ですね。お見事! 
女子もそうですが、ノービス選手たちは、スピンがすごく巧いんですよ。回転速度も、軸も、ジュニア世代より上なくらい。新採点法になって、スピンの重要度が増したので、身体のやわらかい年少時から複雑なスピンを叩き込んでいるのかもしれませんね。ノービスBクラスで、1種類は3回転ジャンプが跳べないと大大会では勝てないとかも聞くし、小学生選手も大変だなあ。
日野選手のご両親は、実況情報によれば、母上が元バレリーナ、父上が元スケーターだそうです。すごい環境ですね。おうちでもダメだしされてそうだ……。
男の子は中学高校でかなり体格が変わりますよね。大きくなる。
これから、技術の習得とともに、変わっていく体格とプログラムとの折り合いが難しい年代に差し掛かってくるとは思いますが、身体能力が伸びるということは、できるワザも増えるということですからね! 持ち味の違うライバル同士、頑張って伸びていって欲しいです!
灰原は織田信成選手が世界ジュニア選手権で滑った「スーパーマリオブラザーズ」というプログラムが大好きです。ゲームが大好きな日本の男の子が、ゲームの世界に入っちゃいました、という雰囲気のコミカルなプログラムで(この演目はほんとうに楽しい。当時の映像見ると、演技中に観客が笑ってるのがわかります)、まさにあの年齢の織田信成選手にピッタリでした。当然いまの織田選手も、あのプログラムを滑りこなすわけですが、そして相変わらずたいへん楽しいプログラムなわけですが、「スーパーマリオ」にピッタリだった子どもらしさは、いまの織田選手には、あたりまえだけど、もう、ないんですよね。まさにジュニアならではの演目だったと思います。
シニアとは違う、ジュニアならでは持ち味を活かしたプログラムが、これからも発表されると嬉しいですね。「天空の城ラピュタ」とか、「チョコレート工場の秘密」とか、ジュニアが演技したら可愛いと思うなあ! 「ハリー・ポッター」とか。
できたら今後もジュニアの試合がテレビ放映になることを希望します。
長くなりましたが、全日本ジュニア選手権の感想、これにて終りです。
今週末はいよいよグランプリファイナルです! 楽しみだな。




……あ、そうそう、グランプリファイナルといえば、ブライアン・ジュベール選手のSP「007」の演技について、灰原、ちょっとした希望が。
演技の最後ね、拳銃で狙撃する振付で終わるんですけど、硝煙を吹き消す仕草を入れて欲しいの! そのほうが絶対カッコいいと思う!
新しくエレメンツ入れるのは難しいですけど「ふーっ」ってするだけならカンタンだもの。ぜひともやってみて欲しいんだけど……駄目かなあ。




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