※この記事は、全日本ジュニア選手権感想・その1(http://ameblo.jp/haibaran/entry-10021098620.html )の続きです。そちらから読んでいただけるとうれしいです。※




ところで昨日、ロシアのサーシャ・ウスペンスキー選手が素敵、とブログに書いたところ、さっそくまた聖乙女さまから反応をいただきました。
「わたしは、女子のサーシャ・コーエン選手が妖精みたいで大好きです!」
おお、サーシャ繋がり。もちろん灰原もサーシャ・コーエン選手、大好きです。
コーエン選手は、動きのひとつひとつがほんとうにきれいですよね。とくにあの、180度以上足が開くスパイラルは、ちょっと目を疑います。あまりにも足がまっすぐ伸びていて、人間業とは思えない。
容姿も、すごく華奢で可愛らしい。ほんとうに妖精のようですよね。ウクライナの血を引くそうですが、やや中央アジアを思わせるエキゾチックにしてミステリアスな面立ち。母国アメリカではモデルとしても人気だそうです。
昨日のブログにも書きましたが、サーシャ、というのは、アレクサンドル、もしくは、アレキサンドラ、の愛称です。アレキサンドラって……あら、某研究所にも同名の先生がいらっしゃいますね。あの方も誰かに「サーシャ」と呼ばれたりするのだろうか……。
コーエン選手といえば、ソルトレイク五輪出場のさい、衣装のタイツを忘れちゃったエピソードで有名ですね。
すごーく有名なエピソードなんでいまさらなんですが、いちおうご説明しますと、五輪会場のロッカールーム、フリー演技の直前、着替えようとして、衣装のタイツがないことに気がついたサーシャ・コーエン選手は蒼白になります。競技衣装の生足は反則です。タイツがなければ、競技に出場できない! そのとき、タイツを新たに手配するには厳しい時間しか、もはや残されていませんでした(2002年ソルトレイクオリンピックのセキュリティは超厳重でした。宿舎や競技場に入るまでのあいだに、何度も全部カバンをひっくりかえして荷物のチェックを受けなければならず、出入りにかなりの時間がかかったそうです。ふつうの競技会ならなんとか代わりを手配できたかもしれないけど、このときは無理だった)。
当時「オリンピックよりハイレベル」と言われたアメリカのオリンピック代表選考。激戦を勝ち抜いて勝ち得た代表権、どうしても出たい。自分が退けた選手のためにも、絶対に出場しなければならない。
コーエン選手は意を決して、ロッカールームで「どなたかタイツを貸してくれないかしら」と訴えます。
当然ながらほとんどの選手が無視します。コーエン選手は有力メダル候補、脱落してくれればライバルは減るからです。そんな中で、さっとタイツを貸したのが、なんと日本の村主章枝選手だったそうです! なんて高潔な人でしょう!
(サーシャ・コーエン選手自身がエピソードを語っている記事はこちら→http://www.lastampa.it/torino2006/cmsSezioni/newsinenglish/200602articoli/2576girata.asp  2月15日の日記に村主選手の名前が出てきます)
村主選手のスポーツマンシップとタイツのおかげで、コーエン選手は無事オリンピックに出場します。ソルトレイクで、サーシャ・コーエン選手は4位、村主章枝選手は5位入賞を果たしました。
この逸話は、当時アメリカの新聞で報道されました。コーエン選手と村主選手は、いまでも仲良しだそうですが……、コーエン選手は村主選手に、まだタイツを返していないらしい、という情報あり。
おほん。えー、コーエン選手、すみやかに村主章枝選手にタイツをお返しください。
今回グランプリファイナルには出場していないサーシャ・コーエン選手ですが、このまま引退しちゃうのかなあ。まだ若いから、バンクーバーまで続ける可能性もあるとは思うのですが……。アメリカでもノービスに恐るべき人材が輩出している情報もあり、あんまりのんびりもしてられないと思うんだよな。サーシャ、またあの鳥肌モノのスパイラルを、ぜひ大会で見せて欲しいです。



さて、では全日本ジュニア選手権感想の続きに参りましょう。
女子シングル総合1位は武田奈也(なな)選手、2位は水津瑠美選手です。ふたりとも、ジュニアグランプリファイナルに出場を決めています。
水津選手のフリー、冒頭の3Fがおそらくすっぽ抜けで1Fになってしまったのは惜しかったけど、あとは全体に丁寧な仕上がりで、きれいでした。フリーだけ見ると、この水津選手が1位ですね。SPで4位と出遅れてしまったので、総合では武田選手に届きませんでしたが、良い演技だったと思います。水津選手は目元に艶がありますね。JGPF、頑張ってください!
武田選手のフリーは、優勝を目前にした緊張のせいか、ややミスがあったかな? 3Tの転倒は残念でした。スパイラルはほんとうにゆったりしていて、とっても素敵でした。
それから、武田選手は、とにかく表情がいいですね! いつも明るい笑顔で目茶苦茶かわいい。それに、身長が高く手足が長いので、動きが伸びやかに見えます。
優勝おめでとうございます。JGPF、頑張ってくださいね!
3位の村元小月選手は、ほぼノーミスの演技でお見事。楽しい「シェルブールの雨傘」でした。2Aがとってもクリアでした。ちなみに、この村元選手のときが、いちばん画面の靄がすごかった気がする。アイスショーみたいでしたよ……。
ノービスから参戦の女子の感想は長くなりそうなんで飛ばして、男子シングル。
1位・無良崇人選手、2位・町田樹選手。
2位の町田選手、フリーの曲「レッドヴァイオリン」は、情熱的な印象のメロディ。途中にほんの少しだけ挟み込まれている「アランフェス」が、印象を強めます。
ちょっとジャンプにミスが出ちゃって、残念! ラスト近くのサーペンタインステップはカッコ良かったです。町田選手は、高橋大輔選手にあこがれて、遠方からわざわざ高橋選手の母校・倉敷翠松高校に通っているとの実況アナ情報。なるほど。たしかに高橋先輩を髣髴とさせるメリハリの効いたステップワークでした。最後のコンビネーションスピンもきれいだったです。
1位の無良選手「Ka」、やっぱり優勝候補で緊張していたのかなあ、演技のはじめにジャンプにミスが出ましたが、スピンはとっても素晴らしかったです。丁寧にポジションチェンジした足変えスピンふたつでレベル4獲得。すごい! この無良選手も、ジュニアグランプリファイナル出場を決めています。頑張って!
NHK杯で表彰台に上がった選手たちにも、ジュニア選手の成長ぶりは、刺激でしょうね。
バンクーバーオリンピック代表の座を、誰が射止めるのだろう。まったく読めません。
まあ、まずは世界選手権で勝って、できるだけたくさんオリンピック出場枠を勝ち取るところから、ですよね。バンクーバーでは、男子も3枠取れたら、うれしいです。
さて、ここからノービス選手の感想を書こうと思ったのですが……長くなりそうなので、またしても明日に続く。ごめんなさい。



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