スケートカナダショートプログラムでも、男子・高橋大輔選手が1位、女子村主章枝選手が2位で折り返し。スケートアメリカに引き続き、アベック優勝も射程内ですね。
まあ、得点とか勝ちとかはどうでもいい……というわけはないか。選手は当然勝ちたいと思うのですが、まずは本人が納得できる演技をして欲しいです。
出場している選手たち、みんな、頑張って欲しいなあ。
ところで、桃木先生から「アイススケートの大会って、どういうシステムでエントリーしてるの?」と尋ねられました。
えーと、灰原も、単なるスポーツファンなので、もしかして間違ってるかもしれないのですが、わかる範囲内でお答えしますね。
すごく乱暴に分けると、アイススケートの大会には、グランプリシリーズとそうじゃないのがあります。
グランプリシリーズというのは、毎年10月から12月までにかけて、世界中6都市を回って行われる6大会のことです。スケートアメリカ、スケートカナダ、中国杯、エリック・ボンパール杯(フランス)、ロシア杯、NHK杯、がそれにあたります。
オリンピックと違い、エントリーの条件は、ISU(国際スケート連盟)のランキングで、ランキングによって出場できる回数が変わります。ランキングが上位ならば、最大2回まで出られます。出場条件は、あくまで個人に付帯するので、国籍による人数制限はありません。ない……はず。
出場する大会は基本的にくじ引きで決まり、希望の大会に選手からエントリーはできません。ただ、地元大会に時刻の人気選手を出場させる対策として、地元協会の推薦出場っていうのができます。
6つの大会の順位は、各選手ごとにポイント換算されます。ワールドカップの勝ち点方式みたいなもの、といったらわかるかな。6大会ぶんの獲得ポイント数を合計して、もっとも高かった6位までの人が、決勝大会に進めます。これがグランプリファイナルです。
サッカーワールドカップでいうと、グランプリシリーズがグループリーグ、グランプリファイナルが決勝リーグにあたるかんじかな。
エントリーがくじ引きなので、当然、くじ運の妙ってのがあって、有力選手が必ずしもファイナルに出場できるとは限らない。トリノ女王荒川静香さんは、去年のシリーズでは出場した大会に強豪が集中し、グランプリファイナル出場を逃してしまいました。
グランプリファイナルでない国際大会には、ヨーロッパ選手権、四大陸選手権、世界フィギュアスケート選手権、オリンピックなどがあります。こっちの大会には、国別のエントリー枠があります。ちなみに、オリンピックの前年の世界フィギュアスケート選手権の、10位以内に入れば、入賞選手の国に1枠オリンピックの出場枠が確保されます。
リーグ戦みたいなグランプリシリーズに対して、一発勝負トーナメント戦の世界選手権、みたいな感じですかね……。
だいたいこんなふうに、灰原は理解しているんですけど、間違ってたら教えてくださいね。
ところで灰原、ISUランキングポイントのつきかたがよくわからないんですよ。どなたかわかる方、いらしたら、教えていただけるとうれしいです。
安藤美姫ちゃんは、次戦はフランスらしい。真央ちゃんはNHK杯ですね。バラけて良かった。
同じ大会にひいきの選手が重なってると、いっしょに見られるのはうれしいけど、ポイント的には潰しあいになっちゃいますからね。