ここんとこブログが間遠になっちゃって反省中です。
じつは、私が執筆を担当した『ダイナスティア』のノベライズが、10月3日に発売される(講談社X文庫ホワイトハートで『天上の舞姫』といいます。買ってください!)のですが、ご縁が合って、ちょっとありえないくらい偉大な方に推薦の帯をいただいてしまいました。
これに発奮した突撃営業のタマオさんが「手書きのPOPを書店さまにお配りしましょう! 推薦をいただいたのだから、私たちでも本を売るためのできるだけの努力をしなくては申し訳ありません! 私が全国の書店さまにお願いの電話をかけまくりますから、桃木先生と灰原先生は手書きPOPを書きまくってください!」と宣言しました。「手書きPOP? まかせてください、もちろん書きますよー」と、気安く請け負ったとき、白状しましょう! 灰原は、それがどれくらい大変か、まったく気がついていなかったのでございます。
タマオさんから「じゃあ、頑張って書いてくださいねっ」と手渡されたカードを見て、灰原は飛び上がりました。すごい枚数なんですもの。これ、全部手書きで書くの!?
「追加で必要になったら、もっと書いていただきますから」
さらっと言うタマオさん。長き道のりを思って気が遠くなった灰原に「頑張って書くしかないわよ!」と雄々しく発破をかける桃木先生。そうだよね、書くしかないよね、推薦のご恩に酬いるためにも……。
そんなわけで、桃木先生と灰原のPOPマラソンがスタート。最初のころに練習したPOPは、字が大きかったり小さかったり、ちょっと素朴な感じだったのですが、書きなれるうちに、丁度いい大きさの文字が書けるようになりました。
POPを書き続ける桃木先生と灰原のもとに、タマオさんからは着々と、「○○書店さまにPOPを置いていただけるお約束をいただきました!」と連絡が入ってきます。タマオさんの頑張りに負けずに、こっちも頑張るしかないわ!
こうして桃木先生と灰原が合作で書き上げたPOPが、続々と全国の書店さまに送られていきます。
あなたの街の本屋さんで『天上の舞姫』の手書きPOPを見つけたら、「ああ、このお店にも突撃営業のタマオさんがお電話とかしたんだなあ~」と思いをはせてくださいまし。北は北海道から南は沖縄まで、タマオさんは全県の書店さんにお電話申し上げたはずですので。
お忙しい中、対応してくださった全国の書店員さまにも、感謝しきりです。タマオさんから聞いたところによると、どちらの書店員さまにも大変親切にしていただいたとか。ほんとうにありがたいことです