モモです


7月11日にMISIAのライブに行ってきました。音譜
今回は、河口湖ステラシアターという、円形劇場での屋外ライブ。


何度か、MISIAのライブに行って、いつも思うのは
彼女の歌は、なぜこんなに心の奥深くに響いてくるのだろう、
ということ。

その歌唱力も素晴らしいのですが、ただそれだけではない、
感情を揺さぶられて、全身にしみわたってくる歌声。
言葉では、なんとも表現しようのない感覚があります。


今回の会場はお客さんとの距離が近いこともあり
熱唱のあまり、ステージに倒れこむ場面も数回あるほど
いつにもまして、MISIAはのっていました。


そして、曲の合い間のMCで、こんなエピソードを語ってくれました。

昨年、彼女のおじいさんが亡くなられたそうです。
亡くなる直前にも、病床にあるおじいさんに会いに行くことは
できたそうなのですが、
お葬式に行って、親族がそれぞれの席についたときのこと。
親族ひとりひとりに宛てた、おじいさんからのお手紙が
席に置いてあったそうです。


その中には、こんなメッセージが

「今日、ここに来てくれてありがとう。私の体はもうここで皆さんと
一緒にいることはないけれど、心はいつもそばにいますよ。」


私の記憶があいまいで、その文章は正確ではないと思います。
けれど、その内容に私はとても感動しました。
きっと、MISIAのおじいさんは、いい人生を歩んで、幸せな死を
迎えることができたのだろうと。


その話のあとに、歌った曲は “逢いたくていま”
昨年、ドラマ 『仁』 の主題歌になった曲です。

この曲を書くベースになったのが、おじいさんからの手紙だった
そうです。

大事な人と逢えなくなっても、時空を超えて心は通じ合える。
そんな想いをこの曲に託したという。

http://www.youtube.com/watch?v=oEL0RUjriLI&feature=channel


このエピソードを聞いて、MISIAの歌が心の深いところにまで
届いてくるのがなぜなのか、ちょっとわかったような気がしました。