佐藤正午/鳩の撃退法  上巻・下巻

幸地秀吉、妻の奈々美、娘の茜。

ある日突然失踪した。一家失踪事件。

そして郵便局員謎の失踪。


かつて直木賞を受賞した作家、現在はデリヘル嬢達のしがない送迎ドライバー 津田伸一。

給料日までミスドやマックでなけなしの金で過ごす彼は、本屋の店主、房州老人から、キャリーバッグとピーターパンの本を受け取った為に偽札事件に巻き込まれてしまう。


一家失踪事件と偽札事件、郵便局員はどう絡む?

鳩はどこからきて、どこへいくのか。

これは小説か、真実か。創造か。運命が狂うたった1日のできごと。



エイプリルフール限定なので

実際にはございません。


やれるもんならやってみろよ。鳩だぞ

エイプリルフール限定の告知。

製作委員会が考えたキャッチコピー。

天才だと思ったので即買いです。


やっと読み終えました。

登場人物の動き、考え方が色んな伏線となっていたり、ちょくちょく出てくるフレーズやワードが懐かしくて面白いです。

小説を読んでるのか、事件の真実か、途中わからなくなってしまいました。


人の話を聞いてるようで聞いてない。人の名前は覚えない。

そんな飄々としてる津田伸一がなんとも憎めない人物です。

ある1日の真実がどうだったか、ぜひ読んで確かめてみてください。

映画は観てません。


やれるもんならやってみろよ。鳩だぞ。


https://www.shogakukan.co.jp/books/volume/46740