百田尚樹/カエルの楽園2020

記録14、カエルの楽園の続きです。

楽園を求めて旅をしナパージュの国にたどり着いたソクラテスとロベルト。

前作のカエルの楽園での結末を受け止め眠りにつくと、そこは来たばかりと同じ平和なナパージュの国でした。


ただ前と違うのはウシガエルの国で流行りはじめた謎の病気「ウシガエル病」

どんな病気かわからず怖いと不安になるものもいる中、ナパージュのカエル達は相変わらず楽観的でした。

ある日ナパージュでも病気が流行り始め

今度こそは!とソクラテスとロベルトは周りのカエル達の話を聞きながらナパージュの未来を見守ります。

自粛を提案するもの、トップの提案に非難するもの。結局何が正しいのカエル達は振り回されます。

どうなるナパージュ。


『記録14』百田尚樹/カエルの楽園アマガエルのソクラテスは、平和だった自分たちの国が敵のカエルに日に日に侵略されていく事に身の危険を感じ国を捨て、安全で平和な場所を求め仲…リンクameblo.jp



ぜひ前作から読んで欲しいです。
世界でコロナが流行り始めた頃に書かれた作品とのことで、移動の制限を呼びかける人々、経済のことを心配する批評家、専門家ではないから何とも言えませんという人達。病気のことや情報を隠してきた人達。
まさに世界の縮図であり日本に焦点をあてた作品でした。
3本の結末が用意されていてオチが面白かったです。
緊急事態宣言が出て不自由になる分、それなりに命を守れると思ってます。
深夜に集団で飲んだりフェスやイベントでマスク外して密になってたり、オリンピック反対のデモを見るとこの宣言は意味があるのかと疑問になります。
ただ外に出てる人達が買い物することで経済が回り、巡り巡って自分が生活できているのも否めません。