窪美澄/やめるときも、すこやかなるときも


家具職人の壱晴は毎年12月の数日間過去のトラウマにより声が出なくなる。
会社勤務の桜子は実家で暮らし家族の経済を支えていた。
初めて結婚しようと思った相手を忘れられない壱晴と、恋の仕方がわからない桜子。
そんな2人が出会いお互いに欠点を抱えたまま自分の過去とこれからと向き合っていく。



誰かに共感するわけでもなく、映画を観てるような感覚でした。
読み終えた時に本当に大好きだった人のことを思い出しました。引きずったり未練があるのとは違って、好きだったな、よかったなって胸が熱くなりました。
とても温かい気持ちになります。