今さらながらの歯磨き。 | 心のはけぐち。

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わたしの小さい頃は心配事が多くとても神経質な子供だった。

母からおつかいを頼まれて不安いっぱいでスーパーへ行ったときに、お会計の順番を待っていたら、どうやらちがうところへ並んでしまったらしく、後ろのおばさんに、
「ちょっと!横入りしないでよ!」
と、言われみるみるうちに涙がたまり、まばたきをしたら溢れそうだから目を見開いていたこと。

迷子になって、もう2度とお母さんや妹や友だちに会えないと泣きじゃくった時。

母の友人のお宅へ遊びに行くと、何回トイレへ行っておしっこをしてもまた部屋へ戻るとおしっこをしたくなったり、

進級して新しい教室になった場所では給食が食べられなくなったり、

給食に出る牛乳が飲めず毎朝学校に行く前に熱を出したりと、
自分でも疲れてしまう子供だった。

だから自分に子供が出来たときは、すごく安心する言葉や、そんなこと屁でもない!て、思わせてあげる安心感を教えてあげようとずっとずっと思っていた。

そして、子供の頃のこの気持ちをずっと忘れないでいようと肝に命じていた。


息子がスーパーで迷子になったとき。

幼稚園のお迎えがビリッケツになってしまい、泣いていたとき。

近所の神経質な女性から、攻撃を受けたとき。


不安なことと向き合うときにはいつも、

たいていなことはだいたいうまくいくようになってるみたい。

と、43歳になった今でも本当かよ!と思ってしまうような言葉を息子には伝えてきた。


それが功を成したのか、息子は何をも恐れない堂々たる男になった。


母にも、お前の子供じゃないみたいだね。。
と、よく言われる。


ただ…
いまだに歯磨きが嫌いであまりしないから、虫歯や歯のない生活がどんなに大変かを教えているが、なんの心配もしてないみたいでどうやったら歯磨きをするのか思案中である。