摂食障害 ②

学び③治療

栄養障害による生命的危機からの脱出

飢餓状態では再栄養→再栄養症候群に注意

飢餓状態を出したら行動制限療法を用いる

体重の増加に伴い行動範囲が拡大される

→摂取カロリー→体重増加→活動許可 認知療法的な側面もある

しかし、効果は入院中に限られることはよくある

精神療法的適応となるBMI16まで増やせたら治療的展開も広がる

 

学び④再栄養症候群 リフィーデング症候群

著しい低栄養状態ではエネルギー源は脂肪酸やケトン体の消費が促進されており

インスリンの作用は抑制され、糖代謝は低下しリンの尿中排泄は増加する。

全身のリンの量が減るが、血清レベルは正常範囲内であるため気づきにくい。

そこに、栄養が豊富に入ると異化の状態から同化へと代謝が変化

インスリン分泌増加、細胞内の糖代謝が活発となり、糖の利用に伴ってK、Mg、Pが細胞内に取り込まれていき、血中電解質が動員されて低リン血症、低カリウム血症、低マグネシュウム血症、となり種々の代謝異常を呈する。特に、リンが枯渇するとATPの不足を招いてしまうから、せん妄、痙攣、昏睡、脱力、筋症状、呼吸不全、不整脈、心不全など循環障害、肝不全、血液異常と全身の臓器に障害が起こる。また、リンの欠乏がヘモグロビンの酸素親和生を決定する2,3-DPGの形成も阻害されてヘモグロビンの酸素親和性が上昇するため組織が低酸素状態となることも、多臓器不全の原因となる

 

なんだか難しい😓分かりにくいので簡単に考えると・・・

身体にエネルギーがなく、代替的にどうにかやってて、電解質の低下も採血では分からないけど下がっていることもあって、そんな中急に高栄養な物がいくと・・体が正常運転し始めると、合成したらリンが足りない・エネルギーのATP作れない臓器動かない・酸素もうまく取り込めず低酸素、多臓器不全とか循環障害起こしちゃう!!!まず、採血良く見て、ぼちぼち栄養増やそう。てなイメージかな?

とにかく、飢餓状態からエネルギーを入れるときにはリフィーデング症候群っていうのがあって採血で電解質とか、肝機能低下、などなどみてかないといけないです。

 

 

 

 

余談

女性アスリートは摂食障害、無月経、骨粗鬆症の三大主徴ある。

中学や高校の部活動でも、起こりうることなので注意が必要である。