摂食障害 1
はじめに
ある摂食障害の患者と出会ったときに感じたのは、すごいワガママな人だと感じた。また、人のご飯を盗んだりする異常性もありそれでも悪いとは思っていない。注意しても上の空で他ごとを話したりする。気に入らないことがあればヒステリーを起こして泣いて叫んでする。さてさて、、、どうしたものか。
そこで、今回参考にさせていただいた書籍が“摂食障害入院治療“という本である。
治療に来たからには良くなって帰ってもらいたいという気持ちから手に取りました。
学んだこと自分の言葉でメモしてます。
学び①なぜ発症?
発症のきっかけはダイエットが多い 綺麗な芸能人=痩せている この認識も問題
背景に不適応状況あり
EX)中学まで秀才 高校に行くとみんな優秀で挫折体験 痩せることで周囲から秀でようとする。自尊心、集団的アイデンティティなど思春期問題も大きい
EX)成熟拒否、成熟嫌悪
他者から並とみなされることが耐えられない、並の女性になることを極度に嫌い恐れる
母のようになりたくない家族葛藤
学び②精神療法的な関与はいつが最適?
低体重症による認知障害に陥ると精神療法的関与いくらやっても無駄
適応はBMI16が以上
まずは、経管栄養を実施、後に自発的に食事が取れるように促す
低体重時の認知行動療法は❌→体重が増えるのを怖いと思うと共に、自分の意思を貫こうと医療者の意見を聞かない為。低栄養による認知機能の低下もあるため体重を上げてから行うと効果的
余談
重症例では感染症も起こりやすい。低栄養状態で肺炎になると筋力の低下から呼吸筋も低下しており痰の排出もできず呼吸困難になり吸引はするが、患者自身、死を連想する恐怖を味わう。その他、低栄養状態により、全身に力が入らず、水分摂取しても吐いてしまい死を連想するよな苦しみを味わうこともある。危険ではあるが死を連想した患者は栄養摂取の大切さを身をもって知り回復することがある。が、それは治療が奏した訳ではなくあまりにも危険であるためそうなる前に回復させることが大事である。