梅雨に入りました。
傘を手放せない日がしばらく続きます。
傘を差すのがまだまだ上手でない小さな子は、傘なしで歩かされています。
レインコートを頭からかぶり、長靴を履いて。
レインコートだけではどうにもずぶ濡れになってしまうひどいどしゃ降りの日には。
そんな時は、小さな子も、ついに傘を持たせてもらっています。
けれども、普段持ち慣れていないので、どうにも危なっかしい様子です。
ひどい雨の日は往々にして強風。傘は風に煽られて、飛ばされてしまいそうです。
傘が飛ばされないように、ギュっと握っているものだから、小さな身体は傘と一緒に二歩三歩とヨタヨタ予期せぬ方向に倒れていきます。かなり危険です。
小学生になったら、親のつきそいがなく、こどもはひとりで登校します。
ひとりで傘を差します。
ひとりで傘を差して歩きます。
小学生になって3か月が経とうとしています。
同じ一年生でも、傘を差すのが上手な子と
危なっかしい子がいます。
大人にとっては傘を差すことは当たり前なのですが、
こどもには、訓練が必要なようです。
小学生になったからと言って、
それまでできなかったことが、急にできるようになることはないのです。
自分の身は自分で守らなければなりません。
車とすれ違う時、
急に強風が吹いた時、
駐車場の金網にひっかかった時。
危険は突然やってきます。
その急な危険に対処する力が必要なのです、
雨の中で。
視界も悪い中で。
傘マナーの悪い子もよく見かけます。
雨のやんだ放課後の帰り道
歩きながら長傘を、ぐるんぐるんと振り回す小学生。
剣よろしく戦いごっこを始める男の子たち。
傘を差すということ。
まだ親と一緒に行動するうちに
きちんと差すことができるように
畳んでからの持ち方も含めて。
そんな練習ができそうな
6月です。
親が子を
守ります。
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