最近、母は足が不自由になりました。
ひとりではどこにも出かけられないのですが、車いすがあればいろいろなところに一緒に行けます。
母を車に乗せて、車いすは畳んで車のトランクに積みます。
ありがたいことに、各施設の駐車場は、入り口のすぐそばに、大きく車いすのマークのついた駐車スペースがあります。百貨店やスーパーなどの商業施設、病院、郵便局、銀行…日常生活で使用する場所だけでなく、公園、映画館、劇場など、駐車場が準備されているレジャー施設も多く、不自由ですが自由に動けるように感じています。
利用して初めてわかったことは、そこはただ入り口に近いだけでなく、駐車スペースとして幅も広く作られているということ。実際によこっらしょと、やおらトランクから車いすを出してきて、広げて母を座らせて…というスペースも考慮されているということです。他の駐車スペースと同じでは、車いすを広げるスペースがないだけでなく、隣の車が接近していて、脚などが不自由な人を抱きかかえて降ろす幅もありません。
知らないことだらけでした。それは、使う人にとって、とても重要な場所だと日々実感しています。
車いすマークの正式名称は「国際シンボルマーク」だそうです。
「障がいをもつ人々が利用できる建築物や施設であることを示す世界共通のマーク」だとのこと。
脚だけでなく、実際に車いすを使っているだけでなく、障がいのある方皆さんのためのものです。
障がいがある方でも、自由に外出できるよう、各施設はバリアフリー化に配慮しています。
障がい者が生活に障害を感じない街づくりとは、企業の努力だけでできるものではありません。
共に暮らす人々皆で、誰もが暮らしやすい街を作っていくことが必須です。
母と買い物に行きました。
車を停めて、
まずはトランクからよっこいしょと車いすを出します。
隣にもう1台あった、車いすマークのついた駐車スペースに
ワゴン車がスッと、停まりました。
停まるなり前後左右のドアが4つ開いて、
中から若い夫婦とその友達のママさんと、小学生ほどのこどもが4人と。
「おなかすいた~」と言って、走ってショッピングセンターに吸い込まれていきました。
折りたたんである車いすを
開くだけの時間の中で。
さて、母を抱きかかえて
降ろさなければ。
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