自分に思い出を多く与えた人が死ぬのが一番悲しい
ってことばを見かけた。
なるほど。
だからか。
わたしに思い出を一番多く与えた人。
一番長く一緒にいた人。
そりゃ悲しいに決まってる。
起きてから寝るまでずっとずっと
お母さんのこと考えてるけど、
こんなに一日中考えてる人いるだろうか。
1年間、ほとんどの時間
お母さんのこと考えてた。
ごはん食べてる時も子供と遊んでる時も
買い物してる時もお風呂に入ってる時も。
あの時お母さんはなに考えてたんだろう
とか。
毎日面会してたけど、足りなかったなぁ。
コロナの制限がなければ外泊もできたのにな。
個室部屋に一緒に泊まったりもできたのかな?
もし出来たなら毎日泊まって24時間一緒にいたかったな。
緩和ケアに移る前の病棟で
すごくお母さんのこと気にかけてくれる看護師さんが1人いたなぁ。
夜にお母さんのスマホからわたしに電話かけてくれた看護師さん。
子供の面会を特別に許可してくれるように
先生に話してくれた看護師さん。
良くしてくれた人のことは
一生忘れない。
ずっと感謝の気持ちでいっぱい。
命日が近くなってくると辛くなるって知らなかった。
みんなそういうものなのかな?
命日がくるってこんなに辛いことだったなんて。
お母さんの命日はわたしにとって
人生最大に不幸な地獄の日。
11月が大嫌いになった。