大学でその田舎よりも街ならば

家を出て一人暮らししたいって思うよね、18才は。

 

私の育った町は田舎町。

ウチは商店街の端っこにありました。

お隣がうどん屋さん。お向かいはお豆腐屋さん。

おうどん屋さんの隣が万屋さん。日々のおかずや日用品はそこで調達。

 

万屋さんの向かいがお好み焼き屋さん。

斜め向かいが洋菓子屋。

 

お豆腐屋さんの並びには

電気屋さん、ガス屋さん(田舎はプロパンガス)仏具屋さん。

 

そうそう、洋菓子屋の向こうには町医者と薬局も。

 

我が家と商店街の反対側の端っこには

小さな映画館や喫茶店、書店もありました。

 

でもこの商店街以外はな~~んもない町。

映画館にかかる映画は1周遅れのリバイバル上映。

殆どは成人映画。

流行の映画を見たければ大阪まで1時間電車に揺られて、でした。

 

高校までは、家を出なくても通えたけど

大学は様々。

大抵の子は家から通える大阪の私立の短大か専門学校。

ちょろっと4年制。

 

なんにもない、田舎町から飛び出して

都会で暮らしたい憧れがあり

大学は通えない距離の大学を選んだのでした。

 

今はその商店街すら無くなってシャッター街です。

子供もほんの少ししか住んでいません。

私が通った頃は学年4クラスあった小学校は1クラスだけ。

こんな、田舎だもの。

街に出たい子供はもっと増えていそうな気がします。