こういう話って難しいですよね…
ペットを飼ったことのある身としては、
ペットも家族なんだから客室に同乗させろって気持ちもわかるし、
でも動物が嫌いな人やアレルギーの人もいるし、
ペットなら爬虫類でも昆虫でも何でも認めるってわけにもいかないだろうし。
万人が納得する解決策はないけど、犬猫限定で同乗専用便を作るくらいしかないんじゃないかな🛫
ペットって飼っている人にとってはとても大事な存在ですよね。
これまで数匹の犬や数羽の鳥を飼ってきましたし、今もうちの実家には犬がいます。
私が精神的に病んでいたときには随分と癒されました。
年に一度か二度しか帰省しませんが私のことをちゃんと憶えててくれますし、
そりゃもう可愛いですよ🐶
今回の事故でペットを亡くされた飼い主さんはさぞお辛いでしょうし、
現在ペットを飼っている方達の思いもわかります。
でも、航空会社の不慮の事故の際のペットへの対応と、
ペット同伴搭乗の是非を同列に語るのは違うと思うんですよね。
動物には人間ほどの環境適応能力が無くデリケートですから、
普段はおとなしいペットでも環境が変われば怯えて吠えたり鳴いたりするし、
何かあったときには人間以上にパニックになる恐れもあります。
「うちの子は周りに迷惑を掛けることは絶対に無い」
「ケージに入れておけば問題ない」
そう言い切れることではないんですよね。
ペットを飼うことに対する責任って、
その子が命を全うするまで面倒を見たり可愛がることだけではなく、
周りに迷惑を掛けない、という責任も含まれると思います。
一方、動物嫌いの人にとってはペットを飼うなんてこと自体が到底理解できないことでしょうし、
もしも飛行機内で自分の隣に座られたらと考えれば容認できることではありません。
ましてや動物アレルギーの人にとっては命に関わる問題です。
ペットは貨物室に預けること。緊急時には人命が最優先でペットは助けられない。
これが現状で、飛行機内に同伴できるのは盲導犬や介助犬だけ。
一部の航空会社では試験的にペット同伴を実施しているところもあるみたいですが、
小型の犬か猫のみで、搭乗させることができるのは一匹だけ。
各種予防接種は必須、指定のオムツ着用、ケージから出すことは不可、
等々の条件があるそうです。
欧米では結構普通みたいですし、やって出来ないことではないと思いますが、
日本でペット同伴を認可するとしても、まだ時間は掛かるでしょう。
法律、各航空会社の規則や機体設備等も変えなきゃならないでしょうし、
大勢の人達が行き来する空港には動物嫌いの人やアレルギーの人もいるでしょうから、
搭乗する便を分けても空港内での対応はどうするのか、等々の問題も出てくると思います。
ペットと一緒に旅行したい気持ちはよくわかりますし、
「家族」「命」であって「物」ではないのだから貨物室に閉じ込めるなという主張もわかります。
ペット同伴解禁を求める署名活動も行われているようですが、
でも、ただ感情的になってあーだこーだ言えばいいことではないと私は思います。