山田征さんのお話し | セシウム反対・母の会のブログ

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秋田県北「セシウムを含む焼却灰受け入れに反対する母の会」を立ち上げました。
地球人としてママとして、出来るだけのことを。

私たちが借りている保養のためのお家
すくすくの木にて
山田征さんのお話しを聞きました。

参加者は30名弱。

山田さんは、行動力もあり、世界中を駆け回り、知識も豊富で、凜としてお話しをする、とっても素敵な方でした。

今回は「原発に代わる自然エネルギーって?」という原発の代替エネルギーについて教えていただきました。


・原発の代わりにと「自然エネルギー」の開発が急がれているが、そもそも原発がなくても電気は足りている。石油、石炭、天然ガスを元に動く火力だけで充分。今は、その火力発電を大事に使うべきなのでは?

・自然エネルギーと言われている風力発電も、太陽光発電も、作るにも動かすにも、火力発電の電気がなければ成り立たない。ここで大事な火力を使っている場合ではない。
そして長くても20年でゴミになる、全ての発電装置にはレアアースが使われている。レアアースは生産、精製の現場では深刻な放射能や化学薬品汚染、多くの被ばく者が出ていることを見過ごしてはならない
原発大替えの生産で沢山の被ばく者を出してしまうという矛盾。設置すれば自然破壊、健康被害が起きる。

・太陽光パネルはそもそも余ったエネルギーを送電線に返せない。変電がうまくできない。数字の上だけで、買い取った形にしている。ありもしない電気に「太陽光発電促進不加金」を私達が払わせられている。

・自然エネルギー推進は原発を推し進めてきた構図と全く同じになっている



山田さんのお話しはとても分かりやすく、納得できるものでした。

私たちが「豊かさ」と錯覚しているものは、所詮、誰かの犠牲の上に成り立っている。
原発が嫌だ被ばくが嫌だといいながら、電化製品を手放せず、その製造やリサイクルの現場で誰かを被ばくさせているってこと。

そしてレアアースレアメタルは、ほとんどの電化製品に使われており、最終処分場を持つ大館市や小坂町とDOWAが、その開発や精製に力を入れているということ。

山田さんからいただいた資料

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私たちの町は大丈夫でしょうか?


山田さんは「今のままでは、処分場がいくつあっても足りない。犠牲になる人も増え続ける。」



お話しのあとは、みんなで「だまっこ交流会」
秋田県の名物きりたんぽ鍋にきりたんぽ入らず、ご飯を丸く玉状にした「だまっこ」が入った鍋です。
みんなでお料理を1品づつ持ち寄り、賑やかな交流会になりました。

最後まで残ったみんなでパチリ
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畑沢さんの感想・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 山田さんの話を聴くまでは「原発に代わるエネルギーは太陽光発電だ」と信じていましたが
それは間違いだったと分かりました。太陽光発電も風車もゴミになるだけの物なのですね。
原発、火力発電しか安定した電気を供給することが出来ないこともわかりました。
原発を止めるなら、電気の消費を減らす事しか今のところは無いのだと分かりました。
これからの私たちの生き方がわかりました。マスコミの宣伝を信じていた自分が恥ずかしいです
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山田さんの本
まだ読んでませんが、面白そう!読み終えたら「すくすくの木」に置きます。皆さんもぜひ。
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