デイサービスを訪問してアロマトリートメントをしました。


デイなので、比較的お元気な方が多いのですが、
それでも、
脚がむくんだり、
肩や腰が痛んだり、
冷えたり、眠れなかったりと、
それぞれ症状を抱えておられます。


二度目のハンドマッサージを受けて下さったおばあちゃま。
私たちの帰り際に、
トイレから出て来られました。

うれしそうにご自分の手を撫でながら、
「もったいなくって、トイレをがまんしていたの。」
と、にこにこしておっしゃいます。
手を洗っちゃうと、香りがなくなってしまいますものね。


アルツハイマーで、自らお話しされない女性。
ハンドトリートメントの後は、
机の上に置いた手を、滑らかに動かしておられます。
しっとりして、血色の良くなった手です。
その感覚を確かめておられるのでしょうか。


車いすのご利用で、脚がすごくむくんでおられる方。
むくみの程度は全く変わってないように見えるのですが、
「脚が軽くなった」
と、喜んで下さいます。


月に一度、ほんの15分の施術では、
何の改善にも役立たないのではと、無力感も感じますが、

それでも、
その一瞬でも、
こんなふうに心地よさや変化を感じて下さったのなら、
お役に立てたと喜んでいいのかなと思います。

なによりも、私たちの訪問を待って下さっていて、
そのことが喜びであり、励みになります。


まだまだ寒い毎日ですが、今回も
心にほっとあたたかなものを戴いた訪問でした。