最近、長女宛に不審な電話がよくかかってくるんです。
男「もしもし、山西ですけど(これは谷口になったり木村になったりする)1号ちゃんいますか?」
家の電話に、娘を「ちゃん」づけする男の電話なんて、ありえませんよね。
ふつう「さん」でしょ。
それに、「○○の山西ですけど」と、自分の所在を明らかにするのが電話のマナーですよね。
それにそれに、今時、友達なら娘のケイタイに電話するはず。家電にかけてくるのは今やセールス電話だけです。
そこで、
「どちらの山西さんですか?」
などと返そうものなら
ガチャン!
と切られたり、
「あの~、市内の…」
とうやむやに返事した後、やっぱり、ガチャン! と切る。
夜遅くにかかってきたときなど、夫が
「今、何時だと思っているんだ?」
と言うと、
「オマエ、殺す!」
と脅されたり……。
腹がたっていたんです。中学の時の同級生がチンピラにでもなって、娘にちょっかい出しているのかと、心配でもありました。
そこで、夫と対策を相談していました。
昨日、またかかってきました。
「近藤ですけど、1号ちゃんいますか?」
電話を受けた夫はすぐに私を手招きして、必死の形相で、無言で私に合図します。
「あれ、あの電話…」
私は、いつもより声のトーンをかわいく、ちょっとしまりのない、アホっぽい声で、
「はい。1号です」
と、娘になりすましました。
男「あ、1号ちゃん? 実はファッションメーカーのブ○○アントと言いますが~、展示会のお知らせと、アンケートのお願いなんです~」
「はあ?」 とかわいらしく私。
「まず、アンケートをお願いします。えーとね…」
「あのー。私の電話番号、どこで知ったんですかあ?」とあくまでもかわいらしく、アホっぽく私。
「ああー、それはそういう情報をまとめて教えてくれるところがあるんですよお」
「ええー、わからない~」 とかわいこぶりっこする私。
「それより、アンケート…」
「どうしてそんな情報が漏れているのかなあ…」困った風にかわいこぶりっ子の私。
「よく、こんな電話かかってくるんですか?」
「変な電話がいっぱいかかってきて、お父さんに怒られて困るんですう~。もう、かけないでくれますかあ? 私の情報、のけといてくださいい~」
「いや、あのあの。お声が若いですが、おいくつなんですか?」
ドスのきいた声で
「43歳!」ガチャン!
********************************************************
ったく!
結局、悪質なセールス電話でした。
最初から、会社の名前を言うと取り次いでもらえないので、ちゃんづけで呼んで、「友達のフリ」をしたんでしょ? 展示会に呼び出して、高価な宝石でも買わせる魂胆だったんでしょう?
それにしても、まず最初からこういう姑息な手段を使う時点で、「うちは怪しい会社です」って言っているようなものでしょ。そんな会社、相手にするわけないのに。どうして、それがわからないのでしょう。
世の中には自分の頭で考えられないアホがたくさん、体だけは大人になって棲息しているようなので、注意しなければいけません。