おはようございます😊
今日は7月8日の誕生花
その一つに「カンパニュラ」があります。
カンパニュラの花言葉「喜びを運ぶ」
【愛されていたことに気づいた女性】
ある日の午後、心を痛めた女性が母親と一緒に房江先生のカウンセリングルームを訪れました。
彼女は大学生活を送っていたものの、うつ病に苦しみ、現在は休学していました。
心配した母親が、娘のために専門のカウンセラーを探し出し、房江先生のもとに連れてきたのです。
房江先生は、穏やかな笑顔で女性と母親を迎え入れ、話を聞き始めました。
彼女の心の重さ、大学生活での挫折感、そして今感じている絶望感に耳を傾けました。
「私にはもう、人生に先が見えないんです。」
女性は静かにそう言いました。
房江先生はしばらく黙ってから、優しく話し始めました。
「あなたはカンパニュラという花を知っていますか?」
女性は首を振りました。
「カンパニュラの花言葉は『喜びを運ぶ』です。この花は、小さな鐘のような形をしていて、見る人に喜びを与えるんです。」
房江先生はデスクの上に飾ってあった一輪のカンパニュラを指しました。
「この花を見て、何か感じることはありますか?」
女性はその花をじっと見つめました。鮮やかな色と小さな花の形が、彼女の心に少しの安らぎをもたらしました。
「あなたも、まるでこのカンパニュラのような存在なのです。」
房江先生は続けました。
「あなたが生まれてから、ずっとご両親に喜びを運んできたのです。あなたの笑顔、あなたの存在自体が、ご両親にとってどれだけの喜びであったか、考えたことはありますか?」
女性は涙を浮かべました。「でも、今は何もできなくて、ただ迷惑をかけているだけです。」
房江先生は優しく微笑みました。
「誰もが、人生で困難な時期を経験します。それでも、あなたがここにいること自体が、母親にとってはかけがえのない喜びなのです。あなたの存在が、すでに多くの喜びを運んできたのです。そして、その喜びは決して消えることはありません。」
母親も涙を浮かべながら娘を見つめました。
「私たちは、あなたがどんな状態でも、ただあなたがそこにいてくれるだけで幸せなんだよ。」母親はそう言いました。
「お母さんも、ずっとあなたを支えている。そして、あなたが少しずつ元気を取り戻していく姿を見て、私はそれだけで喜びを感じているんだ。」母親も続けました。
その言葉を聞いた女性の心に、少しずつ温かさが戻ってきました。
房江先生のカウンセリングが進むにつれて、彼女は自分の価値を少しずつ再認識し始めました。
彼女の存在自体が、既に多くの喜びを運んでいることに気づきました。
時間が経つにつれて、女性は少しずつ元気を取り戻し始めました。
彼女は家族の支えと房江先生の温かい言葉を心に刻み、再び自分自身を見つめ直しました。大学に戻る決意を固める日も、遠くはありませんでした。
「あなたはカンパニュラのように、私たちに喜びを運んでくれる存在です。」房江先生のその言葉が、彼女の心に深く刻まれました。
そして彼女は、自分が喜びを運ぶ存在であることを再び信じることができるようになりました。
再び明るい未来を見つめ、彼女は一歩一歩前に進んでいきました。
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房江先生がお忙しいため代わりに、
アシスタントの辻がブログを更新しています😊