☆あしたのジョー
〜美しき狼たち : おぼたけし 1980
戦後最大のヒットマンガ と言われている。
原作マンガは1968年昭和43年〜1973年昭和48年まで週刊少年マガジンに連載された。
梶原一騎(高森朝雄 名義)原作で作画はちばてつやが手掛けた。
アニメ化は1970年(昭和45年)〜翌年9月29日に終了まで1年半続いた。
このオリヂナルアニメを我々の世代は1980年の再放送を観て夢中になった。
この年、劇場版あしたのジョー 公開。
無論、観に行ったが中身はテレビ放映の編集版だった。
中2のクラスで小生は主題歌を歌う尾藤イサオのカスレ声にソックリだったのでそれですっかり株を上げた(…と思っていたのは本人だけだったようだ(^。^))。
出だしの♫サンドバックに 浮かんで消える
の部分が、当時変声期で声がカスレ気味だったのをいいことに、休み時間に歌いまくって周りの男子たちがウケまくっていたのだ。
アニメは、原作以上に鉛筆✏️の線を大胆に強調したような印影を含んだタッチで作画されていた。
矢吹丈の声はあおい輝彦で、師匠の親方 丹下段平の声が藤岡重慶たちが妙にリアルでこちらも
ナイスキャスト‼️だったのは言うまでもない。
小生的にはやはり、段平親父が鑑別所に入所してしまった丈に、…あしたのために の出だしで始まる葉書を書くエピソードが印象的だった。
その1…ジャブ その2…右ストレート これがグっときた。
舞台が浅草と千住の狭間にある泪橋がよく描かれていたから山谷辺りのドヤ街である事は凡そ見当がつく。
矢吹丈役のあおい輝彦の、力石!と言う最初のり の発音が最高にイカしていたが、最大のライバル力石徹の死は突然だった。
フェザー級からバンタム級へ転向してゲッソリと痩せ細った力石よりもやはり丈を応援していたが、結末はクロスカウンターで結果が直ぐには判らない。
丈はパンチを受けながらも笑っている様に見えたが、パンチは効いてなくて笑っているように見えただけでマウスピースが外れていたのだ。
結果的に力石が勝ってしまい視聴者は、それでは丈の右ストレートは辛くも力石の顔面を掠った程度だったのか…と見せかけて実は、試合直後に丈のパンチが元で力石は死んでしまう。
この大どんでん返しは、やはり子供ごころにもショックだった。
少なくとも丈と力石は互いにライバル視しながらも心の深い部分では、繋がっていると信じていただけにここで力石を殺すのか…という無念さは丈同様に観ているこっちも相当応えた。
その後、ショックを受けた丈は相手の顔面を打てなくなってしまう、今で言う心的外傷を患うがそれでもボクシングは続けてドサ回りにまで身を落とす。
苦悩の果てにカーロスとのスパーリングによって、感触を取り戻し復帰、金竜飛やハリマオとの対戦を経て世界チャンピオン ホセメンドーサとの対決に挑む!
今、こうしたストーリーが走馬灯のように蘇るが、本日は劇場版で見た時に主題歌として使われたおぼたけしのあの名曲を完全復刻。
あの時リアルで買ったドーナツ盤をユーチューブにアップしたので同世代の方は一緒に歌って欲しい。
この歌のことなどすっかり忘れていた数年前に仕事上の付き合いで会社近くのカラオケスナックに一緒に行ったFBフレンドでもある武石さんが、これを不意にエントリーして唄ってくれた時には、ヤラレター💦と思った。
こんないい歌をオレは長年お座なりにしていた…と反省しきりであった。
この投稿はフレンドの武石さんに捧げます。
武石さん、また飲りましょうね🍻
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