映画「プリシラ」感想♪
ネタバレも入ってるのでバレたくない方は見ないでね😃
とりあえず、監督がソフィアコッポラということで、この方のガーリーでスイートな世界観は劇場で見ねば、と思って見てきました～♪
尚且つ、今回は、レジェンド「エルビスプレスリー」の元妻を主人公としたシンデレラストーリー(もちろん、シンプルにそれだけでは終わらないけど)、
ということで、ソフィアコッポラ×ロケンロール🎸でどうなんだろー、とワクワクでした🎵
14歳で大スターに出会い、恋に落ちたプリシラは、その八年後、ついにプリシラ プレスリーとなるわけですが、
そんな映画みたいなことってある⁉️
という、推し活に情熱を注ぐ全世界の女子達が妄想するようなシンデレラストーリーですが、
実話らしいです。
ていうか、エルビスプレスリーもめちゃくちゃ純粋な少年のようなピュアさですが(良くも悪くも)、
やっぱり世界的スターって、ピュアさが尋常じゃないのかな？
でも、もちろんただ幸せいっぱい💞
なわけでなく、
むしろものすごく痛々しく幸せな時ってほんの一瞬だったんじゃないかな、という感じでした。
そりゃあ、相手は大スターなので周り中ライバルだらけで嫉妬心が治まることなんてないわけです。
でもこれは、大スターと恋に落ちた女の子だけに限らないですよね。
一般人同士の恋人であっても、
相手を自分より上に見てる関係なら、やっぱりこんな風になるんじゃないかと思います。
「尊敬する」ということでなく、
どうして「自分を下にしてしまう」という関係性ですね。
プリシラなんて正にそうだったわけです。
彼は次元の違う世界の人で年齢差もある、
それに引き換え、自分は何も持っていないただの女の子。
彼女から見たら彼は絶対的な存在で、
自分の世界全てが「彼」になるわけです。
こういう関係性がいかに苦しいかが、
本当によくわかる映画です。
自分に何もないなら彼がいなくなったら「0」になる、だから何がなんでも、自分が存在するために彼が必要、
っていうのは「愛」というより、
赤ちゃんが生きる為に泣いて親に何かを要求してるような必死さに近いと思いますが、
これは相手にしてみれば重いですよね💧
そこから自立していく、っていう、
１人の女の子が「女性」に成長していくお話しです。
ここぞ、というタイミングで、
かつて大ヒットした映画「ボディーガード」のこれまたヒットした主題歌「I will always love you」が流れるわけですが、
そういえばあれもスターと一般人の恋物語でしたね～
衣装は流石におしゃれでした～🌹が、
個人的には、まだプリシラが垢抜けない時代の少女っぽいちょっとノスタルジックな衣装がツボでした。
その時代のプリシラは本当に可愛かったです❤️
そういえば、少女時代に印象的につけていた黒のチョーカーが、
映画「レオン」でナタリー・ポートマンが着けてたチョーカーを思い出させ、
黒チョーカーは少女の象徴？と思いました。
で、プレスリーを追いかけ、渡米してからは彼の好みに合わせ、
髪を黒に染め、どんどんどんどんボリューミーにアップにしてくヘアスタイルになるんですが、
この時の彼女の精一杯の虚勢を現してるみたいで痛々しかったです。
自立するころにはナチュラルなダウンスタイルになってたから、
素の自分に目覚めた、ということでしょう。
やっぱりありのままの自分で愛されたいし、
ありのままで自分自身に自信を持ってたいですね😃
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