「白鳥の王子」をタロットリーディング✨




おとぎ話を、タロットを通して見ていくことで、
今までの偏見に気づき、
新しい自分に出逢っていくこのシリーズ✌️




今日は「白鳥の王子」🦢



ある国に11人の王子と一人のお姫様の兄妹が、仲良く暮らしていたのですが、
母である女王がなくなり、
王様が迎えた新しい継母は実は魔女でした。

継母は11人の王子を白鳥に変え、更に追放されてしまった末娘エルザは白鳥に変えられてしまった兄たちを見つけるも、
のろいを解くには一言も喋ることなく、11枚の帷子をイラクサで織り上げなければならない。

イラクサでてがぼろぼろになりつつも編み続けるエルザはある日隣国の若い王様に保護され彼の国に迎えられるが、
その国の僧正に魔女の疑いをかけられ、
なにも喋ることができないエルザはそのまま処刑されそうになってしまう。

処刑台の上にきたときに兄である白鳥達に掬われ、
そこですかさず織り上げた帷子を投げ掛け、
兄たちは呪いが解かれ、

エルザの無実を伝え、
エルザは誤解が解け、
めでたくその国の王様のお嫁さんに迎えられ、幸せになりました。






こんな話です。
思い出されたでしょうか。




さて、
ではこの話に出たカードがなんと‼️



12番「吊し人」



…うーん、まさに!



そのままのカードがでた感じです。

吊し人は、試練に耐える人、のカードです。

あえて苦しい状況に身を置き、
自らの目覚めを促す、

それは何か自己犠牲的なものとか、一時的な満足感の為とかではなく、

高い目的意識に向かうまっすぐな情熱と純粋な心をもっているからです。

彼は冷静な判断力と自分の純粋な信念を持って自らそれを選びました。




まさに、
エルザもそうですね。

イラクサに手を痛めつつ、
でも1番苦しいのは、本当のことが言えないことではないでしょうか。

疑いをかけられても、
自分の無実を訴えることもできない、というのは
ある意味肉体的な苦痛以上に忍耐力を強いられることかもしれません。




でも兄たちを救いたい、という揺るぎない願いを支えに、
決してぶれることなく、
ただイラクサを編み続ける、という地味で苦痛を伴う試練をやり遂げたのは、
そこに彼女の冷静な判断力があったことも感じさせます。



人は切羽詰まると感情が先立ち、自分が本来望んでいない方へ引っ張られがちです。



冷静で自分を客観的に見る、ということはとても精神性の高いことなのだと思います。



若い王様も、そんなエルザの崇高さに心打たれ、口の聞けない、素性もわからない彼女に惹かれたのではないかと思います。

自分を客観的に見られること、
崇高な目的意識を持っている人、
というのは、
何も言わずとも、外見以上に
人を惹き付けるなにかがあるように感じます。