恋に悩む女子に捧ぐ、
おとぎ話リーディング📖

「白雪姫」

このお話も、
定番中の定番ですが、

個人的に思うところは
色々あります。

そもそも、
なぜかあまりピンとこない( ´-`)

…( ̄~ ̄;)

(あとはグリム童話のダークな面の代表みたいなイメージ?)

で、
多分、主人公の白雪姫の主体性の無さすぎる部分に、
あまりに人間味が感じられなく、親しみが持てないから、
というのもあります。

と、思ったところで、

実はこれらの↑ことが、
このお話をリーディング肝になっていくことに、
後々気づいていくのですが…

とりあえず、
カードリーディングに入りましょう👊

さて、
出たカードですが…

20番
「審判」!!

…( ̄~ ̄;)

確かに、
「復活、再生」を意味するこのカードは、
一度死んで(毒リンゴによって)、
甦る、このお話を

ストレートに象徴している…

でも、なんだか
それだけでは、
あまりに「審判」が表すものが薄いような…

と、
思いつつ、
改めてこのお話を思い返して見て、
ふと思ったのは、

魔女である継母の存在感、
です。

なんだか、こちらの方が、
印象に残るんですね。

そして、更に
気づいたのは、

白雪姫と継母の
表裏一体感です。

あまりに、この二人は真反対過ぎて、
それでいて因縁めいていて、

むしろ二人で一つ、

という感じがします。

白雪姫は、
本当に赤ちゃんのように純粋過ぎて、
何度騙されても何度も騙されて、

ただ、そのピュアで汚れなきキャラも手伝って、
その都度周りの人に助けられ、

終いには命まで失いかける(というか、一度死んでる。仮死状態?)ところまでいくくらい、
あまりにも、
警戒心も危機感も無さすぎる純粋さです。
(ディスってないです)

対して継母は、
異常な迄に、自分の美に対し執着し、
自分を上回る美しさを持つ白雪姫を憎むあまり、
その存在を完全にこの世界から排除しようとします。

たとえ、
自分の目に触れない世界にいたとしても、
(鏡によって)白雪姫がどこかに存在している、と知るだけで、
気が休まることはなく、

ある意味、
白雪姫が自分にとっての「恐怖」の象徴だったのではないかと思います。

自分の中の恐れが外の世界に現れた存在が白雪姫だった。

狩人を差し向け、
毒を仕込んだ櫛を差し向け、

ようやく、安堵できたと思ったら、
また鏡は告げます。

「白雪姫の方が美しい」と。

それは恐怖ですよね( ´;゚;∀;゚;)

そして、
毒リンゴで仮死状態になって、
一時的にでも白雪姫がこの世界からいなくなった時、

ようやく、束の間の安堵が訪れます。

それでも、
鏡にそれを確認している時点で、

根本的にその「恐怖」からは逃れられてない証拠なんですよね…

案の定、
白雪姫は王子によって復活し、
後にそのしっぺ返し(ここはお話によって諸説あるのですが)を食うことになるのですが、

要は、
「恐れ」に対して、
外側の世界をいくら変えようとアプローチしても、
自分が変わらない限り、
一生変わらないんですよね。

そういう意味で、
この物語全体が、
一人の人間の中の葛藤を描いているように感じられます。

私的に、白雪姫が人間味が感じられない、と思ったのは、
あくまで彼女は象徴でしかなく、

継母にとっての「恐れ」や「執着」を現実化したような存在、
という感じがして、

ん、
そう考えると、
主人公、継母?

という感じにもなってきてしまうのですが。

「審判」は
復活、再生、
を意味しますが、

その前提として、

完全に死にきる、
ということが必要になっています。

自分の中の執着、恐れ、等のエゴが、
完全に崩れ、昇華し、

自分の心が完全に自由になった時に、
はじめて、天からの呼び声が聞こえ、復活していく。

「恐れ」を見ないようにして、騙し騙し中途半端な死に損ない状態では、
次のステージに行くことはできません。

という感じで、
継母だけ見ると、
なんだか気の毒になってきますが、

この物語全体が
そういう人間の誰もが持つ葛藤の象徴のような気がします。

なんだか、
こういうことって、
復縁を望む方にもあてはまる気がします。

今の自分のままでは、
復縁を望んでも、
同じ過ちを繰り返してしまいがちです。

本当に復縁を望むなら、
時間がかかっても、
まずは自分を変えていく必要があります。