「眠りの森の美女」をタロットリーディング✨

毎回、意外なカードが出てくる、
この、おとぎ話リーディング🌹

今回、出てきたカードは…

(((UωU` *)(* ´UωU)))

「星」🌟

というわけで、
「星」のカードから、
この物語を見てみよう😃

「眠りの森の美女」といえば、

原作からそれをベースに色々な作家が書いていて、
お話もそれによって違ってはいますが、

一番有名なのは、
ディズニー映画にもなっているストーリーですね。

私もそのイメージが強いです。

ただ、個人的に、
ディズニー映画のオーロラ姫は雰囲気が大人過ぎて、
若干近寄り難い…
と幼心に感じていました。

それにも関わらず、
なぜかこのお話に惹かれるものがありました。

なんでだろう、
と思った時に、
思い浮かぶのは、

物語全体に漂う、
幻想的で美しいイメージです。

ストーリー云々、より

止められた時の中、

いばらで覆われた古城と、
その中で眠り続けるお姫様…

静けさと平和に満ちる美しい世界、
というイメージが私の中では強いのですが、

その光景と、
タロットの「星」が重なります。

「星」は、
16番「塔」の次にくるカードです。

大きな衝撃と共に、
全てが崩れ去って、
何もなくなってしまった世界。

ある意味、
浄化後の清らかな世界、
とも、いえます。

その中で、
生まれたままの姿で、
大地に水を注ぎ続ける乙女。

彼女は何かを望むわけでもなく、
静けさの中で無心に、
ただその静かな世界に流れる希望を感じています。

その「希望」とは、
何か理由があっての希望なのではなく、
ただ漠然と感じられる幸福感です。

そういった理由のない幸福感は、

自分がニュートラルな状態でないとなかなか感じられません。

何か衝撃があって、
全てを失くしてしまった時、
その直後は失意に落ち込みますが、

自分のエゴから解放され、
心の中に静けさを感じた時に、

初めて自分の身近にあった喜びに気がつきます。

何かを得たくて躍起になったり、何かを失いたくて焦ったりしている時、
なんの理由もない幸せ、というものには気がつくことができません。

眠り姫の王様も、
魔女が呪いをかけたあとは、
なんとかそれを食い止めようと躍起になっていましたが、

結局は姫は糸車の針な刺さり、
城と共に眠りにつきました。


その長い眠りは、
そういった混乱を経て訪れる
静かで平和な世界を感じさせます。



「眠りの森の美女」というタイトルの、
「眠りの」は、
「森」にも、「美女」にも、
文法的にはどちらにかかってもおかしくはないそうです。


私は、
その「森」自体が静かな美しさが満ちた世界の象徴のように感じます。



運命の流れの中で、
それをただ静かに受け入れることで、

また「希望」も静かに流れてきます。

ショッキングなことが起きたとき、
辛いことがあったとき、

ようやく、人は本当の自分に気がついていきます。

「眠りの森」は、
そこに至るまでの静かな時間の象徴のような気がします。