前記事の続き。

重蔵神社夏の大祭。

震災被害が著しい拝殿は危険で入れず、境内で祭典。

奉仕中の画像はありませんが、YouTubeには動画が上がってますので、探してみてください。

境内に集合したキリコは９基。

渡御の始まり。

巡幸は大幅に縮小され、大規模な火災があった朝市通りは立ち入り禁止、お神輿がお泊まりになる御仮屋(産屋)も焼失しています。

本来、輪島沖に浮かぶ舳倉島に祀られる奥津比咩神(おきつひめのかみ)を迎える目印となる大松明を灯す海岸には、仮設住宅がビッシリ建っています。

本来、松明を灯すべき場所に、お神輿のお立ち寄り。

ここで、輪島高校生がクラウドファンディングで資金を集めたという、花火が上がります。

神迎えの目印の代わりの意味と、

震災で犠牲になられた方々の魂を明るく照らす追悼の意味が込められているといいます。

そして、今回は行けない、朝市通りに向かってお神輿がお立ち寄り。

立ち入り禁止の境にキリコがならび、太鼓を打ちならします。

これも追悼なのかどうか、聞きそびれました。

道中はまだまだ瓦礫でいっぱい。

道路も応急処置ていどです。

(珠洲とおんなじ)

例年の半分くらいの時間で還幸。

神社前で、キリコが一基一基ご挨拶。

立ち止まって太鼓を打ち鳴らし、担ぎ手が拝礼いたします。

賑やかで、少し寂しげなまつりが終わりました。

なんか、たくさん知り合いに声をかけられて、いろんな話をしました。

「あんたをテレビで見て、生きとってよかったー、って思うたわー」

ってのが一番多かったですね。

まつりのにぎわい