賽銭ドロが出たそうで( ̄□ ̄;)!! | 羽黒神社宮司のブログ

賽銭ドロが出たそうで( ̄□ ̄;)!!

「お気を付け下さい」

と、地元の警察からお電話をいただきました。


もっとも、ウチの近所の出来事ではなく、お隣町の能登町でのことらしく、能登町は平成の大合併で2町1村が合併したとてつもない広い区域なので、どこのことかは解りません。


しかし、最近あまり聞かなかったんですが、また出ましたか~・・・という感じです(´□`。)



お正月ですから、普段から見れば田舎の神社でも多少はお賽銭は入っていますけどね、


普段は、ウチの神社ぐらいなら、そんなにお参りも多いはずはなく、お賽銭箱の鍵を壊されたりすると、その修理代の方が盗られたお賽銭よりも数倍高くつきます(w_-;


まあ、不届き千番な大バカ者が世の中にはいるものです。



お正月三が日に限らず、羽黒神社のお賽銭はだいたい毎日確認して、1円でも入っていれば回収するように心がけておりますので、ここ数年は被害にあった事はありません。
(お賽銭は神社の経費として、装束や神具の管理にあてています)

連絡を受けて、さっそく確認に参りましたが、

やっぱり、ここ数年の傾向で、三が日が過ぎてもご参拝の方はボチボチおられます。


今年は少ないな~・・・と思っていた絵馬の奉納や、おみくじなんかも、徐々に増えている感じです。



当然、その初穂料はお賽銭箱に入っております。


新年に参拝された方々の「真摯な祈り」が込められたお賽銭を盗むとは・・・トンデモナイ罰当たりな行為であります!!(=`(∞)´=)



特に、宮司を兼務している神社では普段は無人ですので、お賽銭箱は鍵のかかった拝殿内にあり、当然、お正月やお祭り以外はお賽銭を捧げることは出来ないのですが、

そういう、絶対にお賽銭が入っていない神社なのに、拝殿の扉を壊して侵入されたことが何度もありました。


一番ひどかったのは、ある兼務社で、

控室のサッシの窓を叩き割って侵入し、しかも拝殿の畳に土足で上がり込んで、長靴の足跡だらけになっていたことがありました。

その時、たまたま拝殿内のお賽銭箱は新しく新調したもので、納めた業者さんが入れた50円・・・

が、被害金額です(x_x;)



その50円の為に、サッシ窓を直し、畳を拭いて、おまけにまたぞろ窓を破られないために、窓に格子を設け・・・


氏子さん方が、たった一人の大バカ者の泥棒のために、どれだけ苦労をされたことか・・・





羽黒神社は、今から10数年前に、短期間に何度も何度もお賽銭箱の鍵を壊されるということがありました。

バールで鍵をぶっ壊す、という荒っぽい手口です。


そんなある日、(当時)地元の中学に通っていた子が現行犯逮捕されて、供述から羽黒神社もその子の仕業だということがわかりました。



その子の親も、まあよく似たことばかりしていて、近所では有名だったようです。

私もだいたいはわかっていたのですがね・・・




そんなある日、


私が本殿の掃除をしていると、性懲りもなく、その子がやってきて、またまたお賽銭箱の鍵がかかっている場所を覗きこんでいました。



私は、そ~っと近づき、

「なんか用か?」


と申しましたら、



いや~、スゴイ狼狽ぶりでしたね~( ̄▽ ̄)



で、

その子はひきつった笑いで、

「あの~・・・・、おみくじ・・・ひきたいんですけど・・・」



「ああ、おみくじ?、そこにおいてあるやろ?、お賽銭箱に50円入れといて」



「・・・ ・・・  ハイ・・・」




というわけで、その子は、いつも中から出していたであろうお賽銭箱に、おそらくはじめて(入れたくもない)お賽銭を入れて、とぼとぼ帰っていったのでありました:*:・( ̄∀ ̄)・:*:





でも、ひょっとして、


その50円も、どっかのおやしろからぶんどってきたお賽銭だったのかもしれません(_ _。)





ま、

往々にしてそういうことになりますのでね、


やめましょうね、悪いことは・・・

(^_^;)