インド亜大陸をかけぬけろ!1996(51)宿から宿へ | たびぶくろツアー☆

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とあるオッサンの手慰み

 

1996年

 

8月1日

 

ネパール

 

カトマンドゥ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

14時半頃

カトマンドゥに到着。

外は暖かい雨が降っている。

黒いゴミ袋をバックパックから取り出し

頭にかけ紐で縛って合羽にする。

 

 

 

 

バスを降りた時

この町がえらく

ヨーロッパ風に感じたのは

道が石畳だったせいか…

 

降りた場所のせいか、雨のせいか

街並みがひどく寂しく感じた。

 

とりあえず早く宿を見つけよう。

雨に打たれ続けるのは

気が滅入る…

 

15時40分頃

CENTURY LOUGEという安宿の

シングルルームを確保。

1泊65Rs(約130円)

 

ベニヤ板1枚で仕切られた壁に

不気味なアート。

窓ガラス一切無し。

夜中雨風が入って来て

寝られなかった…

 

 

ベッドは、おもっきし湿気を含み

しかも獣臭い…

絶対ビョーキになる。

タチの悪い独房だ…

 

共同トイレは

「最後に掃除したのはいつだっ?」

って思うくらい悲惨な状況。

ドブネズミが降臨しそうな

気配がしたので、すぐにドアを閉めた。

 

 

雨が小雨になってきたので

外へ出てみる。

何という通りか分からないが

その賑やかな通りをしばらく歩く。

貸し自転車屋に声をかけられ

オンボロチャリを借りて

町から少し離れた

ニューバススタンドへ行く。

ガチャンコガチャンコ…

今にもチェーンが外れそうなチャリ漕いで。

ネパール中国国境の村

コダリ行きのバスの運賃や

発車時刻を調べるために。

 

ニューバススタンドのチケット売場では

あまり英語が通じなくて

よくわからないが、とりあえず

No.23のバスに乗れば

国境付近のコダリ村までは行くらしい。

 

また重たいオンボロチャリを

ガチャンコガチャンコ漕ぎながら戻る。

フラフラで宿へ帰り

21時頃には気絶。

夜中雨風が強くなり

部屋が水浸しに…

眠れなくなる。

明日は、「もっと良い宿を探す」と

心に誓う…

 

翌朝

8月2日、7時頃CENTURY LOUGEを出て

宿探しを再開、

安宿の多いタメル地区へと足を伸ばす。

今日は晴れてて気持ちのいい朝だ。

 

安宿街を練り歩き

タメル地区の片隅に

Mont BLANCという安宿を発見。

1泊100Rs(約220円)

しかし宿帳を記入している時

値段の欄を見ると

80Rs(約176円)で

泊まっている奴もいたので

次に泊まる時には絶対値切る…

 

部屋は昨日の宿とは違い

清潔とは言い難いが、マシな方

窓ガラスが付いてる。

水シャワーしかないのが残念だが…

 

とりあえず生乾きの衣類を洗濯して

部屋に干して、カトマンドゥの

町のパトロールに出掛ける。